ドラフト優先権は交流戦で勝ち越したリーグに!

ドラフト制度 2015年ドラフトニュース

 プロ野球の実行委員会が開かれ、今年のドラフトのリーグ優先権を、交流戦で勝ち越したリーグに与える事が決定した。

指名優先権

 ドラフト会議では1位指名は指名が競合した場合は抽選で決められるため関係ないが、2位以降はリーグ戦の成績の順番で指名していく。例えば2位指名、4位指名など偶数巡目ではリーグの下位球団から指名をするのだが、その時、パリーグの6位から指名するのか、セリーグの6位から指名するのかは、これまではオールスターで勝ち越したリーグに「優先権」が与えられていた。

 しかし今年からは、交流戦で勝利数の合計が多いリーグに優先権が与えられる事になることが決まった。

 

パリーグ優位か

 ちなみに交流戦は2005年からこれまで10年間行われているが、2009年以外の9年間はパリーグが6球団の勝利数の合計で勝ち越しており、優勢となっている。しかし昨年は71勝70敗とわずか1勝の差だった。

 また今年から交流戦の方式が変わる。昨年までは各チームがそれぞれ2連戦をホームとアウエーで戦い、4試合×6球団で24試合が行われていた。2連戦という事もあり、大黒柱と呼べる投手の存在が大きかったパリーグが有利とも言われた(根拠は無い)。

 しかし今年からはホームまたはアウエーのどちらかで3連戦を1回だけ対戦する方式となり、3試合×6球団の18試合制となった。基本的にはリーグ戦と同じ形での戦いとなる。

 これまでは交流戦で大きく負け越すチームが出てきた。2連戦だと2敗、2敗を繰り返して大きく負け越してしまう。3連戦だと2敗しても1勝をもぎ取れば大きな負け越しはなくなる。2敗しても最後の1勝を全力で取りに行くという心理的な面もあるかもしれない。成績はより均衡するとみられる。ただし3連敗した時のダメージは非常に大きい。

 交流戦野試合削減はセリーグ側球団の強い要望があったようで、ドラフトに関してはパリーグの条件を飲んだようにも思えるが、果たして結果はどうなるか? この制度は今年のドラフト会議から導入される。

2015年ドラフト指名予想 | ドラフト会議ホームページ2015 Draft home page

 12球団の実行委員会が26日、都内で開かれ、今年から交流戦で勝ち越したリーグにドラフト会議のウエーバー優先権を与えることを決めた。

 これまで当該年のオールスターゲームで勝ち越したリーグが優先権を獲得していたが、交流戦に移行されるのは初めて。今年のドラフト会議では、ウエーバー順となる2巡目以降の指名が交流戦の勝ち越しリーグの公式戦最下位球団から指名していくことになる。

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