早大・2010年ドラフト1位トリオ、大石達也投手、斎藤佑樹投手、福井優也投手が自主トレ

選手コラム 2010年ドラフト

 2010年のドラフト会議は早稲田大トリオが、合わせて10球団がドラフト1位指名をして独占するなど話題となった。あれから3年たった2013年、早大ドラフト1位トリオは苦しんだ。その3人が久々に集結して合同自主トレを行っている。

 

2010年ドラフト1位トリオ

 2010年のドラフト会議では、大石達也投手に6球団、斎藤佑樹投手に4球団が1位指名した(巨人は澤村拓一投手、中日は大野雄大投手)。そして、大石達也投手は埼玉西武へ、斎藤佑樹投手は北海道日本ハムへ、またはずれ1位で広島が福井優也投手を指名し、早稲田大ドラフト1位トリオの誕生となった。

 斎藤佑樹投手は1年目に6勝を挙げたものの3年目となる2013年は0勝1敗に、福井優也投手も1年目に8勝を挙げたが昨年はリリーフに回り0勝2敗、大石達也投手は2年目の2012年に1勝を挙げたものの、2013年はリリーフとして0勝5敗、8セーブとなっており、先発・リリーフなどの違いがあるものの、3人で1勝も挙げる事ができなかった。

 この日、久しぶりに3人が集まり自主トレを行った3人、福井投手は「早大の3人は終わったと聞いて悔しい思いをしている」と話した。斎藤佑樹投手、大石達也投手も同じ経験をしているだろう。期待が大きかっただけに、ファンの嘆きも聞こえてきた。

 

まだ終わっていない

 確かに即戦力としてドラフトで指名されたものの3年間で結果を残せていない点では失敗といわれても仕方ない。1年目には福井投手が8勝、斎藤投手が6勝を挙げ、その後、成績を落としている事、大石投手については大学時代にリリーフとして好投していたが1年目に先発に転向しようとして調整を失敗し、リリーフに戻ってもその影響が残ってしまっている。徐々に良くなっているのなら良いのだが、徐々に成績を落としている事で、「終わった」と言われるのも仕方ないだろう。

 でもまだ4年目の25~26歳の投手、けっして終わった投手ではない。斎藤投手は高校時代のストレートの球威を取り戻そうとばかりしていたが、今年は「変化球を仕上げていく」と、これまでの投手経験を活かした投球術で勝負していく。福井投手と大石投手は140km/h後半を記録するストレートを投げ、リリーフで勝負していく。「これまでは1軍に残る事に必死だったが、もう少し余裕をもってやりたい」と話した。大竹投手や涌井投手が抜けるチーム状況で、チャンスはある。

 日本ハムの斎藤佑樹投手(25)が13日、2年ぶり2度目の開幕投手に名乗りをあげた。この日、横浜市内で西武の大石、広島・福井とともに自主トレ。早大トリオで練習するのはプロ入り後では初だ。原点回帰した佑ちゃんは「開幕投手は、先発投手なら誰もが目指すところ。そこを目指して調整したい」と宣言した。

 超速仕上げだ。昨季は開幕前から右肩を痛めて1軍登板1試合に終わったが、患部は完全に回復している。遠投では指に掛かった鋭い球を次々と投げ込んだ。「今年は手応えを感じています。肩はできあがっている。自分にプレッシャーをかけてやっていきたい」。年始早々には、捕手を座らせてのブルペン投球、同僚・大嶋相手のフリー打撃登板も済ませた。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント