東北福祉大・中根VS愛知学院大・浦野は、浦野に軍配!?

注目の試合

 全日本大学野球選手権2日目、昨日の東日本国際大戦で9回1アウトからリリーフ登板し150kmをマークした愛知学院大・浦野博司投手と、ドラフト1位候補として12球団がマークしている東北福祉大・中根佑二投手が先発した。

 浦野投手は143kmの外角ストレートとスライダーを中心に立ち上がり2回まで2三振を奪ったが、昨日ほどの威力は無かった。2回は三者凡退に取ったもののフェンスギリギリの外野フライやライナー気味のレフトフライを打たれていた。そして3回、先頭打者にヒットを許すと相手がバントを失敗してくれたにもかかわらず、投球動作に入り急にモーションを止めてしまう考えにくいボークを犯してしまう。その後ヒットと2本のツーベースヒットで4失点。大きな失点となった。

 序盤とはいえ相手は中根投手、厳しい4失点となってしまった。しかし、その後はヒットを許しても得点を与えなかった。

 一方東北福祉大・中根投手、マウンドに立つ183cmの身長は浦野投手(178cm)よりも大きくガッシリとしている。投球も浦野投手が130km後半だったのに対し、常に140km以上をマークし、やはり12球団がドラフト1位候補に挙げるとおり、スケールが大きいように見えた。しかし、昨年や以前ほど良い投球が今年はできていないという話もあったが、確かにカウントを0-3や1-3にしてしまうケースが多かった。そのあとストレートで簡単に打ち取っていたのだが、徐々にヒットを打たれ、5回まで5本のヒット、毎回ランナーを出すピッチングとなった。

 9回中根投手はピンチを招いて降板、リリーフした投手が抑えきれず逆転を許してしまう。
 一方、浦野投手は9回にこの日最速の149kmをマークするなど、徐々に良くなっていった。最終的に勝利したのは浦野投手のほうだった。

 この二人の投手の評価は、昨日と今日の投球ではまだ難しい。中根投手も粘りの投球を見せるなど良いところもたくさんあったが、確実にドラフト1位といえる投球はできなかった。浦野投手も昨日や今日の後半の投球は素晴らしかったものの、常にこの投球ができれば確実にドラフト上位と言えるのだが。

 これからの投球で順位が変わってくると思います。

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