アジアAAA選手権、台湾戦の日本代表の活躍まとめ!

高校野球ドラフトニュース 2011年ドラフト

アジアAAA選手権はB組全勝同士の台湾との対戦が行われた。国内では木製バットを使っている台湾チームだけあり、これまでの相手とは違い厳しい戦いとなった。結果としては3-1で勝利しB組1位を決めた。決勝リーグの準決勝はフィリピンと対戦することになり普通にできれば勝利するだろう。しかし、特に野手の奮起が必要だと感じた試合でもあった。

先発したのは1戦目の香港戦で先発した歳内宏明投手、甲子園2試合で30三振を奪った渡辺監督も高校生で見たことが無いという変化球がパワーがあるけどバッティングが粗いと予想された台湾打線に向いてるという判断だろう。しかし、この日の台湾打線はセンター返しを徹底し、歳内投手のスプリットに手を出してこなかった。142kmのストレートに力があったものの、結局3回1/3を投げて奪った三振はわずか1つ。ヒット4本で1失点という内容だった。

4回1アウト1,2塁で5番打者に1ストライクの場面で渡辺監督が登場、ピッチャーに野田を指名する。野田昇吾投手はそのピンチを2者連続三振に斬って取ると、144kmのキレの良いストレートと120km台の大きなスライダーで9回1アウトまでを抑えた。5回を投げて3安打無失点3奪三振のナイスピッチングだった。

9回に1アウト2,3塁、一打同点のピンチに登場したのは、吉永健太朗投手。145km、146kmのストレートに鋭い変化球で2者を連続奪三振の貫録の投球だった。

対する台湾の先発は胡投手、初回に146kmをマークする重い球に木製バットの日本打線は苦戦した。3回に1番近藤(横浜)が四球を選ぶと盗塁を決め、2番宮内(習志野)の時にサードのエラーで1,2塁のチャンスを作る。ここで、高橋(東海大甲府)が詰まりながらも一二塁間を破ってタイムリーヒットで先制すると、5番畔上のライト前ヒットで2点を先制した。

この日、目だったのは1番近藤健介選手、5打席2ベース1本、3四球、1失策で全てに出塁し盗塁も決めた。また捕手として相手の1番打者を2回刺殺してピンチを積んだ。肩だけならばドラフト候補といえる正確さと素早いモーションがあった。また、ジャストミートのヒットを放ったのは5番畔上翔選手。2回にセンターオーバーの2ベースを放つと3回にタイムリーヒットを放った。

後半は台湾の各打者が木製バットだが痛烈な打球を放ち、日本の投手が1点をしのぐという展開で、日本の野手の力不足を感じた試合でもあった。これは和製スラッガーがなかなか育たない、日本の課題を言うべきか。

打者の成績
1番捕 近藤健介(横浜)      1-1 フェンス直撃2ベースに3四球、1失策で5度とも出塁
2番二 宮内和也(習志野)     3-1 セカンドの守備で逆シングルからのファーストへのスローイング見事!
3番遊 高橋周平(東海大甲府)  3-1 先制タイムリー、チャンスに廻ってくる。走塁で転んでアウト。守備に安定感
4番三 横尾俊建(日大三)     4-1 センター前ヒット、2三振
5番中 畔上翔 (日大三)     4-2 センターオーバーの2ベースなど頼れる5番
6番指 道端俊輔(智弁和歌山)  4-1 
7番一 谷田成吾(慶応)      3-1 大きなライトフライなど雰囲気あり
8番左 北川倫太郎(明徳義塾)  4-0 今日はタイミング合わず。詰まって二ゴロ2つ、一ゴロ2つ
9番右 臼田哲也(東海大相模)  4-0 

 

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日本3-1台湾(30日) - :

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