サプライズ指名はあったのか?2013年ドラフト会議

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 これまでの記事で北海道日本ハム6位指名・白村明弘投手や巨人育成2位の長江翔太投手などサプライズ指名を紹介したが、他にも驚いた指名があった。

千葉ロッテ4位・吉原正平投手

 千葉ロッテは4位で吉原正平投手を指名した。吉原投手は東農大出身の大学卒2年目で、174cmと背は高くないが151km/hの速球を投げて1年目の2012年は都市対抗で2試合連続完封勝利を挙げるなど活躍を見せ、今年のドラフト上位候補と見られていた。しかし、今シーズンは高卒3年目の柿田裕太投手(2013年横浜DeNAドラフト1位)がエース格として活躍すると、都市対抗では優勝を期待されたチームで1回戦の先発を任されたが、3ランホームランを浴びて降板し期待に応えられなかった。試合後に「プロ入りについてこれでは無理でしょう。」と話し、「来年の都市対抗でリベンジしたい」とも語っていた。

 日本生命からは柿田投手や小林誠司選手がドラフト1位指名され、井上晴哉選手や小田裕也選手などもドラフト候補に挙げられており、同じチームから多くの選手が指名されそうな場合はNPBがチームに対して確認を取る必要があり、おそらく日本生命も選手の意思を確認した上で許可を出していると見られる。吉原投手はプロ入りの意思を示したことになる。

 ドラフト上位候補の可能性もあった選手を4位で獲得できた事は千葉ロッテは大きかった。千葉ロッテの4位といえば益田直也投手が2012年に新人王を獲得するなど選手が活躍する。吉原選手も後に続きたい。

埼玉西武5位・山口嵩之投手と東北楽天8位・相沢晋投手

 埼玉西武は5位で山口嵩之投手を指名した。山口投手は石川県工時代にプロから注目された184cmの投手で、2008年にトヨタ自動車に入部し、2012年に関東自動車工業がトヨタ自動車東日本となるとトヨタ自動車から移籍した。きれいなフォームからキレのあるスライダーを投げる投手で期待したい。

 相沢晋投手は石巻専修大から日本製紙石巻へ進み4年目、今年はコーチ兼任となるなど指導者の道としても進み始めていたが、今年の都市対抗の2回戦、JFE西日本戦で6回3安打無失点の投球を見せてプロ入りへと進路が変わることになった。26歳とすぐに結果を出さなければプロでの寿命は短い。ドラフト8位という事もあり出場するだけでも大変だと思うが、楽しみな投手でもある。

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