春季高校野球埼玉大会は準々決勝が行われ、浦和学院vs春日部共栄の優勝候補同士の対戦が行われた。昨年センバツ優勝左腕の小島和哉投手は2回から登板すると8回を7奪三振1失点に抑え、9-3で勝利した。最速142km/hを記録している。
成長の投球
小島和哉投手は昨年のセンバツ大会で優勝し、夏の埼玉大会では完全試合を達成したが、夏の甲子園では制球が定まらずに初戦で敗れた。その後、肩痛のため投球を再開したのが3月と遅れ気味となっていた。
しかし先日の栄北戦で4回1/3で2安打、自責点0に抑えると、この日の優勝候補・春日部共栄戦では2回から登板することになった。ストレートは142km/hを記録し、8回で7つの三振を奪って1失点と好投を見せた。昨年はストレートは130km/h台だったが球速は増しているようだ。
小島投手は2回からの登板について「先発と同じように肩は作っていた。待ってましたという気持ちだった」と話した。投げたくてしょうがない状態だったのだろう。
6球団が視察
先日の栄北戦では巨人、阪神、中日など5球団が視察に訪れていたが、ニッカンスポーツによると、この日は6球団のスカウトが視察に来ていたという。この投球で今後は先発として、また関東大会などで強豪チームと対戦しプロのスカウトも状態を確認することになる。
プロ志望すればドラフト上位に入ってくると左腕投手だけに、プロのスカウトも状態や素質の確認のためにマークを続ける。
浦学小島4強 - ニッカンスポーツ紙面:2014/5/2
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