2015年ドラフト会議総評、ラッキーな指名、まさかの指名はあったか?

 2015年のドラフト会議は、本ドラフトで88人が、育成ドラフトで28人が指名され合計116人の指名となった。ちなみに2014年は本ドラフトで81人、育成ドラフトで23人で合計104人、12人も多くの選手が指名された。

ドラフト1位は3人が重複

今年は目玉がいない年と言われ、またドラフト1位は投手の指名が多くなるが、高校生・大学生の野手が注目された。ドラフト1位では野手が4人指名され多めとはなったものの、昨年も3人が指名されており特に多かったという事はなかった。

事前に指名の競合が予想されたのは、高橋純平投手、小笠原慎之介投手で高橋投手には4,5球団の指名の可能性もあった。しかし実際には3球団の指名となり福岡ソフトバンクが交渉権を獲得した。小笠原投手は最初の12人の指名はなく、外れ1位の目玉となり、中日北海道日本ハムが重複し中日が獲得した。

 

ラッキーな指名

ドラフト上位クラスの選手は多いと言われた今年のドラフト会議で、2位の序盤に指名するチームは良い選手が残っていることが予想された。東北楽天は1位で平沢大河選手を逃したこともあり、大商大の吉持亮汰選手を指名した。そして2番目の横浜DeNAは、ドラフト1位指名でもおかしくなかった仙台大・熊原健人投手を指名、他球団も残っていたら指名をした選手だけに残念がっただろう。

その後は事前の評価とは違う選手を高く評価している球団が多く、ドラフト1位指名にも名前が挙がっていたトヨタ自動車の木下拓哉捕手が中日のドラフト3位まで残っていた。中日にとっては予想もしていなかった事で、谷繁監督がドラフト会議後に大満足の笑みを浮かべ「大成功だった」と話した。

東北楽天は1位平沢を外した事で吉持選手を2位指名したことで、狙っていた茂木選手の獲得は難しいかと思われたが、3位の最後まで残っており、内野手2人を2位3位で指名、1位も含めると4位の堀内謙伍選手まで上位4人を野手の指名で固めた。思い切った指名となった。

ドラフト4位では東京ヤクルトが狙っていた敦賀気比・平沼翔太選手を北海道日本ハムが先に獲得、巨人はこれもここまで残っているかどうかは微妙だった宇佐見真吾捕手を獲得した。

 

いがいな指名

事前の評価ではそれほど高くなかったものの、思ったよりも高い評価された選手も多かった。東北福祉大の佐藤優投手は仙台六大学で、熊原健人投手、本田圭佑投手とともに注目されたが、素材型の投手で4位前後の指名が予想されたが、中日は187cmの大型投手を2位で指名した。昨年の野村亮介投手を思わせる投手だと思う。

埼玉西武も北海学園大の川越誠司投手を指名、148キロを投げまた50m5.9秒の足があるという身体能力の優れた選手だが、ドラフト2位での指名は高い評価だった。西武は3位の野田昇吾選手も高校時から注目されていたが今年は目立った実績がなく、5位の南川忠亮投手もいがいな指名となった

千葉ロッテは今年調子を落とし、先発しても短いイニングで降板という場面も見られたJR東日本の関谷亮太投手を2位指名、北海道日本ハムも昨年はドラフト上位候補と予想されたがチーム残留を決め、今年は思ったような活躍ができていなった加藤貴之投手を2位指名した。

巨人の早大の俊足外野手・重信慎之介を高く評価、足のスペシャリストの後継者にもなりそうな選手。巨人は2012年にドラフト2位で道都大の俊足選手・大累進選手を指名しているが、足の速い選手を高く評価する傾向はある。

 

いがいでラッキーな指名

逆に思ったよりも下位で指名となった選手もいる。Hondaの石橋良太投手は社会人トップクラスの投手で、2位あたりで指名されるかもしれないと評価していた。野田投手や加藤貴之投手の今年のピッチングに比べれば上と評価されるが、右で小柄な投手という事もありこの順位まで残っていた。

北海道日本ハムが5位で指名した田中豊樹投手も150キロを超す速球でドラフト上位指名という評価もあった。しかし事前の大会でリリーフで大量失点を繰り返したことでやや評価が下がったのか。また6位の横尾俊建選手も評価は高くなかった。右の大砲候補でチームによっては3位あたりでの指名もあるかとみられたが。そしてドラフト6位でも東海大の吉田侑樹投手を指名、昨年の大学選手権優勝投手だったが今年調子を落としていた。187cmから147キロの速球を投げ丁寧なピッチングもできる投手として、プロでの活躍に注目したい。

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