北大医学部で学ぶ三木田龍元選手が、四国アイランドリーグ香川へ

独立リーグドラフトニュース 2017年ドラフトニュース

北大医学部4年生で学びながら、クラブチームのウイン北広島でプレーしていた三木田龍元選手が、来年から四国アイランドリーグの香川オリーブガイナーズでプレーする。

北大医学部、気象予報士

三木田投手は知的障害を持つ兄がおり、「幼いころから医療が身近にあった」と北大の医学部に進学した。また今年8月には合格率4%と言われる気象予報士の試験に2度目の挑戦で合格していた。そして北大大学院の受験にも合格し、進学する道もあった。

しかし三木田投手は小さいころからプロ野球選手への夢を持っていた。大学で学びながらクラブチームでプレーすると、今年1年間は本格的なウェートトレーニングに取り組み、134キロだった球速が140キロまで伸びた。四国アイランドリーグのトライアウトを受けると、香川オリーブガイナーズにドラフト2位で指名された。「今しかできないことをやりたかった。後悔だけはしたくなかった」と三木田投手は話す。

140キロの左腕投手というだけでは、NPB入りにはまだ厳しい。リーグ戦では変化球も含めた自分の武器を作り、またトレーニングによって145キロ以上を記録するようになれば、ドラフト会議で指名が期待できる。

トライアウトを視察した独立リーグのスカウト陣の評価も高い。「頑張ればNPBに行けると言っていただいた」と三木田。数年後、気象予報士の資格を持つ左腕がNPB入りを果たせば、大きな話題になることは間違いない。

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