大阪桐蔭が甲子園出場、森友哉選手に阪神、横浜DeNA、オリックス、福岡ソフトバンク、千葉ロッテ、東北楽天が視察

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 高校野球大阪大会、大阪桐蔭が履正社を下し甲子園出場を決めた。

 昨年、春夏連覇を達成した大阪桐蔭だが、昨年夏の大阪大会決勝の履正社戦が一番苦しい試合だったかもしれない。6回まで10-1と大量リード、藤浪晋太郎投手も快調に投げていたが8回に突如捕まりまさかの7失点、沢田圭佑投手に変わりなんとか10-8で勝利をした試合だった。そして新チームになってからは秋季大会、春季大会と履正社に敗れ、怖さを引きずっていた感じがあった。

 しかし、この日は近田拓矢選手、森友哉選手のタイムリーなどで着々と加点すると、エース葛川知哉投手を森選手が好リードし、5-1で勝利した。昨年の夏よりも完勝という感じだった。西谷監督も「今日はキャッチャー森、キャプテン森に助けられました」とチームの柱としての成長を感じていた。

 この日は阪神、横浜DeNA、オリックス、福岡ソフトバンク、千葉ロッテ、東北楽天が視察、近田拓矢選手や笠松悠哉選手、水谷友生也選手に葛川知哉投手などドラフト候補が揃い、それらの選手の視察という事もあるだろうが、やはり一番注目されているのは森友哉選手で、阪神・畑山スカウトは「捕手として、キャッチングやリード面で成長が見られた。どう勝ちに導くかが楽しみな部分。甲子園でも見るのが楽しみ。」と話すと、オリックス・長村編成部長も「昨年から力は実証済み。藤浪君のボールも受けていたし。高校生の中でも全国トップクラスの選手と評価した。

 捕手は貴重な存在だ。セカンドまでコントロール良く投げられる肩も必要だし、リードでは経験も必要になる。フットワークやキャッチングに隙があるとすぐに失点に繋がる可能性もある。だからこそ時間がかかる。しかし打撃が良いとそれを活かすために他のポジションに転向したりしてしまい、打てて任せられる捕手は少なくなってしまう。

 遊撃手にも肩や守備力が優先され同じ事が言え、打てる遊撃手は少なくなってしまう。だからこそ打てる遊撃手や捕手のいるチーム、例えば坂本勇人選手、阿部慎之助選手のいる巨人などは打線の切れ目が無くなり強いのだろう。阿部選手や城島選手、古田選手や谷繁選手などは、守備でも要だが打撃でも活躍しチームの黄金期を作っている。

 森友哉選手は小柄ではあるが打撃ではどのスカウトもトップクラスの評価をする。この打撃を活かしながら捕手として育てられれば、チームに黄金期をもたらす存在になるのではないかと思う。

大阪桐蔭4季連続聖地 森友ダメ押し打  - デイリースポーツ:2013/7/29

 大阪を代表する好カードに内野席は満員。2011年の決勝以来、2年ぶりに舞洲球場の外野芝生席が開放された。昨年と同じ履正社との決勝、森友の心境は不安だらけだった。昨秋の大阪大会決勝と今春の同準決勝で2戦2敗の相手。湿りがちな打線に心が重くなった。「桐蔭は大阪大会で負けられない。同じ相手に3度負けられない」という重圧で「心臓が痛く、足も震えた」と、かつてない緊張を味わった。

 しかし二回、2死二塁から7番・福森が先制打を放ち、重い流れを断った。小刻みに得点を重ね、エース・葛川は9三振を奪い6安打1失点完投。森友も九回、1死一、三塁で右前へダメ押し打を放った。「1点を取りに行こうと食らいついた」という一撃で、準決勝まで全6試合コールド勝ちの履正社に完勝した。

 自身も万全ではなかった。初戦2日前の15日に左手小指に裂傷を負い、初戦の大手前戦は左翼で出場。準々決勝・上宮太子戦の朝には傷口が腫れ、バットが握れずミットもはめられないほど痛んだ。それでも2安打を放ち、試合後に病院で治療と抜糸を受けた。

中略  6球団が視察。阪神・畑山スカウトは「研究してリードしている。今大会は投手への気遣いも含め、捕手としての成長を見た」と分析した。

森、ダメ押し打で甲子園  - ニッカンスポーツ紙面:2013/7/29

 

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