横浜DeNA、光南・佐藤勇投手を指名へ

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 横浜DeNAは福島県の光南高校・佐藤勇投手を指名候補にリストアップしている事がスポーツニッポンの調べでわかった。中畑監督が「切れのある球を投げる。好素材の左腕という話は聞いている」と話した。

 佐藤投手はこの夏に投げるたびに2ケタ奪三振を記録する、三振の奪える左腕投手で、10球団17人のスカウトが視察した投手。5人で視察した埼玉西武や阪神、北海道日本ハムもマークしているという。

 横浜DeNAは左腕投手の獲得も目指しており、また中畑監督の出身である福島県の選手という事もあり、獲得を狙うには十分だろう。佐藤投手も「プロ野球に入るのは、子供の頃から目標だった」と話しプロ入りを熱望している。

 問題は指名順位で横浜DeNAは1位で藤浪晋太郎投手、大谷翔平投手、東浜巨投手、菅野智之投手のほか、外れ1位でも即戦力投手を獲得する。そして2位は中畑監督の出身である駒大の大型遊撃手、白崎浩之選手の指名の可能性が高く、佐藤投手は3位での指名という事になる。

 しかしセリーグ最下位の横浜DeNAは、3位の指名順は一番最後となり、埼玉西武や北海道日本ハムなどが先に指名する可能性が高く、高校生投手を指名し成功させている巨人も指名するかもしれない。3位指名はドキドキの展開となりそうだ。

 

 

 佐藤は福島県西白河郡出身。生まれは西郷村だが、高校は中畑監督が生まれ育った矢吹町にある。ポジションこそ違うが、同じ「矢吹の星」である。

 
 矢吹町出身で唯一のプロ野球選手となった中畑監督は佐藤と面識がない。それでも「切れのある球を投げる。好素材の左腕という話は聞いている」と中畑監督。甲子園出場こそないが今夏の福島大会準決勝で優勝した聖光学院を7回まで3安打無失点に抑えた好素材だ。矢吹町から2人目となるプロ誕生となれば「昨年の震災もあって、矢吹は今活気がない。後輩たちの励みにもなる。俺が応援団長とか後援会長になってもいいぐらい」とも漏らしている。

 

 先発投手の深刻な駒不足に悩まされたDeNAは、1位候補に東浜(亜大)ら即戦力投手を挙げている。さらに指揮官の母校・駒大の大型内野手で「キヨシ2世」と呼ばれる白崎、そして将来性ある高校生の佐藤ら、バランスのいい指名を目指している。 佐藤はスライダーの切れが抜群でカーブ、フォーク、チェンジアップと多彩な変化球を操り、東北No・1左腕の呼び声も高い。

 本人は「プロ野球に入るのは、子供の頃から目標だった」と話す。阪神、日本ハムなどもマークしている中、DeNAも指名に向けたシミュレーションを続ける。

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