大谷投手アメリカ挑戦で、日本国内球団の反応

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 花巻東・大谷翔平投手がメジャー挑戦を示したことで、日本国内球団も対応を迫られている。

 横浜DeNAの中畑監督は「日本で基礎を作ってからの方が即戦力になるし、手順を踏んで挑戦すればいいのに。」と話していた。横浜DeNAは亜大・東浜巨投手、大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手、東海大・菅野智之投手の3人から1位指名を決定する。

 北海道日本ハムは山田GMが「本人が決断したことだから」と話し大谷投手を指名から外し、「うちは1位を決めていますから」と既に方針を変えていたようだ。有力と見られるのは大谷投手との面談の後に訪れた大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手。1年生から大谷投手を追ってきた山田GMも、実力は互角とみる藤浪投手なら、パッと切り替えられるだろう。

 福岡ソフトバンクは石渡編成部・育成部長が「練り直しというか真っ白な状態」と話し、大谷投手を1位指名しようとしていたことを話した。そして「強行指名?それも含めて話し合います」と大谷投手の強行指名も考慮しながらも、日刊スポーツは1位指名を亜大・東浜巨投手、外れ1位を東福岡・森雄大投手としぼり込んだとしている。

 東北楽天・星野監督は「地元の有望選手だけに残念。」と話したものの「チャレンジを応援したい」と話した。そして、日本に復帰するには3年かかるルールについて「5年は復帰できないような制度にして突き放すルールを作らないと、向こうでも育ちにくい」と前向きな考えて、3年間ルールの見直しを提案した。

 埼玉西武は大谷、藤浪、東浜の3投手を1位候補にリストアップしてきたが、「まだ何も決まっていません」と大谷投手の決断を待ってからドラフト1位指名を決める方針であったことが分かった。

 その他、中日の佐藤球団代表は「抜け道になってはならない。スポーツマンらしく対応して欲しい」とどこかの球団が大谷投手と密約している可能性を牽制した。広島・松田オーナーは「本人の意思だからしょうがない。残念だ」と話し、大谷投手を1位候補に残していたが外すことを決めた。

 

 

  • ドラフト上位候補、指名重複マトリクス
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      ドラフト1位の有力候補だった大谷が米大リーグ挑戦を表明した。2008年の田沢以来となるアマのトップ選手の流出。候補に挙げていた球団は対応を迫られ、日本球界は危機感を募らせる。

     

     ロッテの林球団運営本部長は「本人の意向は尊重したい。国内でやりたいなら候補だったが、かき回すことはしない」と言い、西武の奥薗編成部長も「残念としか言いようがない」と指名を断念する方針を示した。ソフトバンクの石渡編成・育成部長は「練り直しというか真っ白な状態」と話し、戦略を見つめ直して協議する。

     

     巨人の桃井球団社長は「空洞化していく危険性は感じる。今のルールが機能しているのか、米国を目指す人たちに対して、日本のプロ野球がどう訴えていくのか議論するきっかけにすべきだ」と改革を訴える。日本の球団に比べて、米球団のスカウト活動には制約が少なく、中日の中田スカウト部長は「事前の調査で格差ができている」と不満を漏らす。

     

     楽天の星野監督は、現行の指名拒否選手への契約制限をより厳しくするべきだと主張する。大学生・社会人は2年間、高校生とは3年間契約しないとしているが「短いし、甘い。相当の覚悟がないと行けないようにしないと。それでも行くと言う選手は結果を出そうと必死になるはず」と話した。

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