オリックスはドラフト8位で指名した立教大・沢田圭佑投手と、契約金2000万円、年俸700万円で仮契約を交わした。背番号は49。立教大でエースとして活躍した右腕が、ドラフト8位から巻き返しを狙う。
控えとエースを経験
大阪桐蔭では甲子園春夏連覇を果たした。しかし大エース・藤浪晋太郎投手がおり、夏の甲子園では済々黌戦で2失点完投勝利を挙げるなど活躍を見せ、ほかの高校だったら間違いなくエースと評価されたものの、控え投手として優勝だった。
立教大に進むとエースを経験する。1年秋に5勝を挙げると、2年生の秋にも5勝をマーク、1戦目の先発、いわゆるチームのエースとして柳裕也投手や加藤拓也投手といった各大学のエースと対戦した。優勝へあと一歩のシーズンも多かったが結局優勝には手が届かず、エースとしての辛さも経験した。
その後、大学3年は春秋で4勝4敗どまり、4年では春は3勝2敗も、秋は1勝1敗で規定投球回数に初めて未到達となった。そして柳投手、加藤投手がドラフト1位で指名される中で、ドラフト8位での指名となった。先日の明治神宮奉納試合ではがっかりさせる投球と試合後の発言だったが、ドラフト8位からの巻き返しと、エースだった藤浪投手への挑戦をプロでしていく。「オリックスの49番は沢田だとわかってもらえるように頑張る」と話した。
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