東北学院大・伊藤祐介投手に3球団のスカウト視察！

　仙台六大学リーグ戦では東北学院大ｖｓ宮城教育大の対戦が行われ、東北学院大注目の左腕・伊藤祐介投手が先発すると、6回を投げて1安打9奪三振無失点の快投を見せた。スタンドには中日、広島、埼玉西武の3球団のスカウトが視察に訪れた。

　伊藤投手は大学でもトップクラスの評価を受ける左腕投手で175cmとやや小柄だが148kmのストレートに空振りを奪えるスライダーを投げる。昨シーズン60回で77三振を奪う好投を見せたが、今シーズンは調整に失敗しリリーフとして登板、先週ようやく初先発した。

　この日も調子はまだ60％と話していたが、この投球にスカウトの評価も高まるだろう。貴重な左腕投手候補として、松葉貴大投手や川満寛弥投手などと共にドラフト会議に向けて名前が挙がってくるでしょう。

　東北学院大が宮城教育大に９―１の７回コールドで快勝。６日に雷雨で順延となった仕切り直しの試合で勝ち点を奪った。中日、広島、西武の３球団のスカウトがネット裏から見守る中、プロ注目のエース左腕・伊藤祐介（４年・聖和学園）が先発し、６回を１安打、９奪三振で無失点。攻撃では相手のミスに乗じながらも長打を絡めて効率よく得点した。

　打たれた安打は１本、奪った三振は９個。それでも、伊藤祐の表情はさえなかった。「感覚は悪くないが、まだ（いい時の）６０％くらい」。調整不足で開幕には間に合わず、リーグ戦序盤はリリーフに甘んじた。前節から先発に戻り、今季２勝目。１週空いた後、昨秋３位の仙台大を迎える。「しっかり走って投げ込みもしていきたい。（調子は）８０％くらいにはしたい」と話していた。