亜大・東浜巨投手が35勝、12球団のスカウト視察で千葉ロッテ、中日が高い評価

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 東都リーグの亜大vs中大の試合は亜大・東浜巨投手、中大・鍵谷陽平投手のドラフト候補同士の投げあいとなった。この試合には12球団のスカウトが視察に訪れる注目の試合となった。

 亜大・東浜巨投手はストレートは最速145km、しかしストレートでも遅いストレートなど緩急をつけたクレバーなピッチングを見せて7回まで1安打無失点ピッチング、8回に3四球と制球を乱し、捕手の打撃妨害で1失点したものの、9回を投げて1安打11奪三振1失点という内容でリーグ通算通算35勝目を挙げた。

 東浜投手はピッチングについて「力んでしまった。納得はいかないが勝ててよかった」と話し、1安打に抑えて勝利を挙げたことよりも8回のピッチングを反省している。

 このピッチングを見た12球団のスカウト、中でも千葉ロッテ・山下徳人スカウトは「即戦力で2桁勝てる。1位指名の有力候補」と話すと、中日・石井スカウトも広島・野村祐輔投手と比べて「東浜の方がいい。上で一年やれば、それ以上いくんじゃないか」と高く評価した。

 リーグ通算35勝に加えこの日の11奪三振で通算奪三振数も407とし、リーグ記録の410(大場翔太投手:東洋大-福岡ソフトバンク)にあと3つと迫った。記録達成は確実と見ていいだろう。この記録もさることながら、プロのスカウトの軒並み1年目から10勝を期待する東浜投手の評価は、これで定まっただろう。

 一方、中大・鍵谷陽平投手も好投を見せた。最速148kmの速球を武器にこちらは8回まで1安打ピッチング、チームが勝ち越したあと9回にホームランを浴びるとその後も失点し詰めの甘さも見せたが、8回2/3を投げて3安打5奪三振12球団のスカウトには大きくアピールできるピッチングだった。

 また9回2アウトから登板した島袋洋奨投手は148kmを記録したものの2連打を許してさらに1点を与えてしまった。「まっすぐも変化球も打たれてしまった」と話した。東浜巨投手、鍵谷陽平投手の投げ合いは大きく印象に残るものとなったでしょう。

 

 

 これがドラフト1位候補の投球だ。プロ志望届提出後初となったマウンドで、東浜が6者連続を含む11奪三振で、自己最多の3試合連続2桁奪三振。0―0の8回に3四球から2死満塁のピンチを招いて捕手の打撃妨害で失点したが、直後に打線が逆転して通算35勝目。宮本賢治(元ヤクルト)に並ぶ亜大最多となり「出来過ぎ。でも、それだけ投げてきたのかなという実感がある」と感慨深げに振り返った。

 

 3回まで腕が横振りになって制球が乱れたが、生田勉監督から「軸がぶれている」との助言を受けて、4回からカーブを多投。「カーブは縦振りじゃないと投げられないので」と腕の振りを縦に変えてフォームを修正し、4回は3者三振。8回には今季最速の145キロを記録するなど、9奪三振と修正能力の高さが光った。これで三振数は東都最多の東洋大・大場(ソフトバンク)にあと3に迫る歴代2位の407奪三振。3季連続優勝が決まる可能性のある10日の2回戦での救援登板にも意欲的で、一気に抜き去る可能性も出てきた。「チームが優勝するために投げていく」。10・25運命のドラフトを前に、まずは3季連続優勝をつかみ取る。

 亜大の東浜が156球の力投で今季4勝目を挙げた。三回から五回にかけて6者連続で空振り三振を奪うなど持ち味を発揮。「力んだ」という八回に3四球で満塁のピンチを招き、打撃妨害で先制を許したが、後続を断つと、九回に味方が逆転。5四死球と珍しく制球が乱れ、「野手に助けられた」と感謝した。この日も多くのスカウトが熱投を見守った。ロッテの山下徳人スカウトは「即戦力で2桁勝てる。1位指名の有力候補」と評価。ドラフトに向けてますます注目は高まるが、東浜は「優勝のために、しっかり準備をしたい」とリーグ戦に集中していた。

亜大・東浜11K!完投35勝/東都 - サンケイスポーツ:2012/10/10

 約180球を投げ込んだ前日(8日)、生田勉監督(46)から亜大最強時代(02年春~03年春)の話を叩きこまれた。「投手がしっかりし、チームがまとまり、プレーはどん欲、素直で強かったと聞きました」

 

 この日は序盤に2死球と苦しんだが、生田監督から身体の使い方を矯正された。エースの自覚で中盤に持ち直した姿に中日・石井スカウトも今季9勝(11敗)の広島ドラフト1位の野村祐輔(明大)を例に挙げ「東浜の方がいい。上(プロ)で一年やれば、それ以上いくんじゃないか」と“プロ2けた級”と評した。

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