河北新報で東北楽天の長島スカウト部長がスカウトの仕事について話をしている。その中で今年の補強ポイントを「バッテリーと二遊間」としていることを明らかにした。
スカウト活動とスカウトの視点
記事では東北楽天のスカウト組織と活動について、全国に地区別で9人のスカウトで活動し、スカウト会議は1、3、6、8月とドラフト前に行っている事を話した。
また、スカウトの視点として投手ならば球速だけでなく、150km/hでも打者が速く感じていなさそうだったり、135km/hでも打者が捉えられていないなど、打者の反応を見て本当の球の速さを見ているという。また立ち姿や雰囲気も重要視している。
野手では守りはプロに入ってどこまでできるか、内野手だけど外野を守れそうか、足が遅くても次の塁を狙う姿勢があるか、そして守備に目をつぶっても打撃に魅力があるかなどを見ている。
今年の補強ポイント
また記事の中で長島スカウト部長は、今年の補強ポイントとして、「バッテリーと二遊間」を挙げている。そして今年は東北のアマ選手の逸材が豊富と話し、東北に根差した球団として東北地区はより徹底的に視察し調査しているとしている。
東北楽天は立教大の遊撃手・大城滉二選手を徹底マークしているとみられる。また東北の逸材としては、仙台育英の平沢大河選手や佐藤世那投手、盛岡大付の遠藤真選手、花巻東の佐藤唯斗選手、仙台大の熊原健人投手や東北学院大の本田圭佑投手、東北福祉大・佐藤優投手、富士大の多和田真三郎選手といった選手が候補として挙げられている。
投手なら熊原健人投手、二遊間ならば平沢大河選手は地元でもありポイントに適しているとみられる。平沢選手は今年に入りやや打撃に調子を崩しているようだが、高い身体能力は抜群の選手で、時間をかけて良いならば二遊間の選手として育てたい。
ことしのドラフトでの補強ポイントは今のところ、バッテリーと二遊間でしょうか。
ことしは東北のアマ選手に逸材が豊富です。東北に根差した球団として、東北地区はより徹底的に視察し、調査しています。有望選手を見落とすことは許されない。
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