河北新報の楽天スカウト日誌では、東北楽天の上岡良一アマスカウトグループマネージャーが東北のドラフト候補を紹介している。
東北のドラフト候補
昨年のドラフトでは富士大の多和田真三郎投手が埼玉西武に、仙台育英の平沢大河選手が千葉ロッテにドラフト1位指名され、ほかにも仙台大の熊原健人投手が横浜DeNAのドラフト2位、東北福祉大の佐藤優投手が中日のドラフト2位など、多くの選手が高く評価されプロ入りをしている。
上岡スカウトは「今年は去年と比べれば豊作とは言えませんが、きらりと光る候補は数多くいます」と話す。
その中で大学生では仙台大の松本桃太郎選手と東北福祉大の長坂拳弥捕手、富士大の小野泰己投手を挙げた。松本選手は1年生春から活躍をつづけバットを操る技術と常にパワフルなスイングができる、長坂選手は健大高崎時代から注目された丁寧なリードと素早いスローイングがあり、小野投手は152キロの速球はスピンが聞いており多和田投手に匹敵する球を持っていると話した。
また高校生では全国的に名が知れた選手はいないものの、八戸工大一の種市篤暉投手と酒田南高の石垣雅海内野手の二人を挙げた。種市投手はダイナミックなフォームから140キロ中盤の速球を投げる馬力ある先発候補、石垣選手は力強さと柔らかさを兼ね備えたスイングで坂本勇人選手をほうふつとさせると話した。
あと1か月
10月20日のドラフト会議まであと1か月、選手の進路希望を調査し、他球団のスカウトがどの選手を熱心に見ているのかを感じ取り、最終的に監督・コーチ・フロント、チーム戦略室が意見を出し合って、またファンの声にも耳を傾けながら最も良い指名の組み合わせを探っていくと上岡氏は話した。
いよいよ大詰めの段階となっている。
ことしは昨年と比べれば豊作とは言えませんが、きらりと光る候補は数多くいます。
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