岩隈投手、桑田氏も大谷選手に国内球団を勧める

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 神宮球場で行われた野球教室に参加した現マリナーズ・岩隈久志投手と元パイレーツの桑田真澄氏が、花巻東・大谷翔平投手について、そろって国内球団を勧めた。

 岩隈投手はドラフト前にメジャー入りを決断し発表したことについて「難しいことだったと思うし、本人の夢は尊重したい」と話しながらも、「日本球界でレベルを知るというか、日本で力をつけていくのもすごくいいんじゃないかと思う。」と話した。岩隈投手も国内で1年間に20勝を記録するなどエースとして活躍し、2010年にポスティングで移籍を試みるもアスレチックスとの交渉が破綻して1年間そのまま東北楽天でプレーした。2011年にFAで移籍すると今年はマリナーズで9勝を挙げた。一度挫折を味わった岩隈投手の言葉には説得力がある。

 また巨人で20年間プレーしたあと、38歳でメジャーの夢を捨てきれずにパイレーツ入りした桑田真澄氏も「僕が直接会う機会があれば、日本でまず技術力を身に付けてから向こうに行ったほうがいい、と言いたい」と話した。「日本で細かい野球を身につけて、メジャーに行って活躍している。」とイチロー、松井、野茂、松阪などの名前を例に挙げた。

 先駆者として高校生から直接メジャー入りをして早くから登板したいという思いがあったと思われる大谷投手だが、大きな目標は当然メジャーで大活躍をすることだろう。そのためのプロセスに対して挑戦するのではなく焦る必要もない。あくまで目標に対して挑戦をするべきなのだから、自分がどっちなら目標を達成できるかを考えるべきでしょう。

 日本ハムからドラフト1位指名された花巻東の160キロ右腕・大谷翔平(18)に1日、現役メジャーリーガーらが“国内のススメ”を説いた。メジャー挑戦か日ハム入りかで悩む18歳に、マリナーズ・岩隈久志投手(31)が「日本球界で力をつけてから行くのもすごくいいんじゃないか」とアドバイス。巨人、パイレーツで活躍したスポーツ報知評論家・桑田真澄さん(44)も「日本でまず」と熱くエールを送った。

 

 3日に予定されている栗山英樹監督(51)らとの最終交渉を前に、大谷にとっては貴重な判断材料の1つとなりそうだ。今季からメジャーの舞台に飛び込んだ岩隈は、大谷について「難しいことだと思う。本人の夢を尊重したい思いもある」と慎重に言葉を選びながらも、本音がこぼれた。国内で活躍してからでも決して遅くはない。30歳で海を渡り、1年目からメジャーの猛者たちと渡り合った男からの金言だった。

 

 38歳でメジャー挑戦を実現した桑田さんも、大谷に語りかけるように言葉をつないだ。「会う機会があれば『日本でまず技術を身につけてから向こうに行った方がいいよ』と彼には伝えたい」。日本野球の素晴らしさを知るからこそ、メジャーに行く前にやることがあると実感している。「みんな日本で緻密な野球を身につけてからメジャーに行って活躍している。イチロー君にしても、松井君にしても、野茂君にしても、松坂君にしてもそう」と力を込めた。

 マリナーズ・岩隈は、日本ハム入りかメジャー挑戦かで動向が注目される花巻東・大谷について「本人の夢は尊重したい」とした上で「日本球界を経て力を付けて行くのもいい」と話した。

 

 また、岩隈とともに野球教室に参加した元パイレーツの桑田真澄氏も「日本で技術、力を身に付けてから行ったほうがいい。イチロー君も野茂君も、みんなそう。ち密な野球を身に付けて挑戦してもらいたい」と日本球界入りを勧めた。

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