北海道日本ハム・栗山監督、花巻東へ謝罪、抗議電話続く

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 大谷翔平選手を獲得した北海道日本ハムの栗山監督、山田GM、大渕スカウトディレクターは、昨日の入団会見からその足で花巻東へと向かい、佐々木監督に迷惑をかけたことを謝罪した。花巻東にも批判の電話が相当かかっているとのこと。

 批判の電話は10月21日にメジャー挑戦を発表したときからはじまり、北海道日本ハムがドラフト1位指名した25日に大谷選手が「入団の可能性はゼロ」と話したときには電話がなりやまなかったという。北海道日本ハムに入団を決めた今でも電話が続いており、佐々木監督は「大きな決断に対して、変わるのかということだったり、日本経由で行った方がいいということだったり」という内容であることを明かした。

 栗山監督は朝9時10分に訪問し「ファイターズは信念を持って指名させていただいたが、ご迷惑をかけてしまった。おわびをさせていただきました」と話すと、65分にわたって会談し、指名に至った経緯などを説明した。栗山監督は会談後に「大変な思いをされている。想像はできていたのですが、すごくショックで、本当にご迷惑をかけた。申し訳ない気持ちです。きちんと日本ハムでやりたいと思います。学校にはこれ以上迷惑はかけられない」と話し、「責任は我々にある」と話した。

 花巻東・佐々木監督は大谷選手の進路表明をドラフト前に行ったことについて「ドラフト前の方がいいと思ったが、結論を急がせてしまったのかもしれない。いろいろな方に申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪した。また大谷選手について「球は速くなったがかつピッチャーになれなかった。何とか勝つ投手になってほしい。いつの日か結果を出して認められたらうれしい」と話し、大谷選手の成長と将来を栗山監督に託した。

前代未聞!日本ハム・栗山監督、謝罪65分 - サンケイスポーツ:2012/12/11

  「日本ハム・大谷」誕生から一夜明けたこの日、栗山監督は気温マイナス1度、約10センチの雪が積もった花巻東高に、山田GM、大渕スカウトディレクターらと足を踏み入れた。前日、大谷の入団表明会見が行われた岩手・奥州市内のホテルから約35キロ離れた同校に向かわなければ、大谷獲得に至る長い旅は終わらない。覚悟の訪問だった。

 

 「ファイターズは信念を持って指名させていただいたが、ご迷惑をかけてしまった。おわびをさせていただきました」

 

 午前9時10分から約65分間の会談を終えた栗山監督は、沈痛な表情を浮かべた。現役監督がドラフト指名後の混乱を謝罪に訪れること自体、前代未聞だ。日本ハム側は、同校の佐々木洋監督(37)、小田島順造校長(68)らに大谷が入団を決めたことの報告と、ドラフトで強行指名に至った経緯を改めて説明した。

 

 だが、同校から聞かされたのは、想像を絶する現実だった。現在も続いている大谷や学校へのバッシングの説明を受けた。10月21日、大谷は米大リーグ挑戦を表明し、同25日に日本ハムがドラフト1位指名すると、入団の可能性について「自分自身の考えとしてはゼロ」と話した。そのころから、同校の電話は鳴り止まなくなった。

 

 「(大リーグ挑戦という)大きな決断に対して(簡単に)変わるのかということだったり、日本経由で行った方がいいということだったり…」と佐々木監督が明かした。高校生の大リーグ挑戦を否定する声、日本プロ野球を軽視しているとの抗議、日本ハムとの交渉への中傷…。対応する事務職員が30分以上も席から立てないこともあった。学校関係者によれば、入団表明翌日のこの日も、翻意を非難する電話が何度も鳴り、バッシングは収まっていない。

  花巻東・佐々木洋監督は「日本ハムで育ててもらって、しっかり結果を出して認められてからアメリカに行くなら私もうれしい」。

 

 大谷がドラフト前に大リーグ挑戦を表明したことについては「(進路表明は)ドラフト前の方がいいと思ったが、結論を急がせてしまったのかもしれない。いろいろな方に申し訳ない気持ちでいっぱい」と神妙な表情で話した。

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