有原航平投手に4球団、射止めたのは北海道日本ハム!!

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 2014年ドラフト会議の目玉は北海道日本ハム・有原航平投手だった。ドラフト会議では横浜DeNA、広島、北海道日本ハム、阪神の4球団が指名し、3番目に引いた北海道日本ハムの津田社長がくじを引き当てた。

4球団指名に落ち着く、巨人など指名回避

 有原航平投手にはドラフト会議前には、1位指名を公表していた広島や阪神に他にも東京ヤクルト、東北楽天、横浜DeNA、千葉ロッテ、オリックス、巨人などがギリギリまで1位指名候補に名前を残した。

 その中で東京ヤクルトは前日に安楽智大投手の指名に変更していた。そして当日、東北楽天は有原か岡本と明言していたが安楽投手を指名した。千葉ロッテは同じ早大の中村奨吾選手、オリックスは左腕を優先し山崎福也投手、そして巨人は智弁学園・岡本和真選手に指名を変更し、それぞれ単独指名を成功させた。

 最後まで有原投手を追い続けたのは4球団だった。

 

抽選!

 抽選ではまず横浜DeNA・中畑監督が指名、続いては広島のイケメン尾形スカウトがくじを引く。3番目は津田社長、2011年に菅野智之投手の抽選を引き当てていた。そして最後は日本シリーズ進出で勢いに乗る和田監督だった。そしてくじを掲げたのは津田社長だった。

 2010年の斎藤佑樹投手に続いての早稲田大の1位指名投手を見事に引き当て、北海道日本ハムにまた先発が加わった。有原投手は2011年に獲得することができなかった菅野智之投手のような馬力が非常にある投手で、大谷投手が成長しているもののエース候補の一人となる。

 

念願のプロ入り

 「どこになるのかドキドキした。4球団から指名を頂き、必要とされているんだとうれしかった」と話した有原航平投手、広陵高校時代もドラフト上位候補に挙がったが、ベスト4入りしたセンバツに比べて夏の調子が良くなく、プロは難しいと早稲田大に進学した。

 そして4年後、再びドラフト直前にひじの違和感で思ったような登板ができないなど4年前の繰り返しかとも思われたが、春に5勝を挙げた実績と共に、4年前からは一回り大きくなった体と馬力はドラフトの目玉として評価を下げる事はなかった。

 記者会見では「早稲田でやってきたことをプロでも出したい」と早稲田の名前を強調した。有原投手にとってこの4年間は実りのあるものだった。

 多くの球団が1年間、それ以上追い続けた有原航平投手、「今まで納得いくボールを投げられたことが1球もない。もっと球も速くなるし、もっとコントロールも良くなる。もっとやれると思っています」と話している。プロで納得いく球を投げられるように、まだ成長は続きそうだ。

 テレビ画面で、津田社長が右手を突き上げていた。有原の胸が急に熱くなった。早大野球部「安部寮」の広間で40人超のチームメートが総立ちで叫び、祝福した。今ドラフト最多4球団競合の末、日本ハムが交渉権を獲得。ロッテから1位指名された中村奨吾と握手を交わし、歓喜を分かち合った。

 

 「どこになるのかドキドキした。4球団から指名を頂き、必要とされているんだとうれしかった」。34社約100人の報道陣の前でフラッシュを浴び、至福の笑みが光った。「ファンが熱く素晴らしいチーム。自分もそこで勝てる投手になりたい」。

  「4つの球団から指名していただいて、必要とされていると、うれしく思った。日本ハムは、毎年優勝争いをして、ファンの声援が熱い」

 ゆったりとしたフォームから最速156キロの直球を投げ込む。東京六大学で通算18勝の右腕も、秋季リーグでは右肘の違和感から登板はわずか2度。指名回避が続出するかという不安もあった。最大8球団ともいわれた中で、4球団の競合にとどまったが、それでも堂々たる主役だった。

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