日本ハムが履正社・山口裕次郎投手との交渉を円満断念、3年後は再指名に壁も

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北海道日本ハムは、ドラフト6位で指名した履正社・山口裕次郎投手と交渉を行ったが、これ以上の交渉を断念する事を表明した。丁寧に説明を行い、履正社・岡田監督や山口投手にも好印象で、円満ムードで交渉を終えた。

3年後に上位候補で

この日の交渉には山口投手の父、履正社の岡田監督、そして北海道日本ハムは大渕スカウトディレクター、芝草スカウトが参加した。日本ハムは育成方針などの資料を準備して説明をしたが、大渕SDは「本人の意思は非常に固かった」と話し、「これ以上の交渉は断念する。若い力が伸びていく事を期待する」とエールを送った。

履正社の岡田監督も「丁寧に話をしていただいた」と話し、父親の一郎さんも「指名されて感謝と光栄」と話し「裕次郎の人生。自分の人生は自分で決める。これは私の教育の信念。意思を尊重したい」と話した。最後は山口投手と両スカウトが握手して終わり、今後に好印象を残す形で交渉を終えた。

再選択のルール

山口投手は「悩んだが次は上位で評価してもらえるように3年間頑張りたい」と話し、22日と25日にJR東日本の入社試験を受ける予定。3年後に山口投手が高い評価をされたとき、北海道日本ハムから指名をされたら喜んで入団すると思う。しかし実は一つ壁がある。

新人選手選択会議規約の第14条に再選択の規定があり「選択した選手との選手契約締結交渉権を喪失した球団は、次の場合を除き再び該当選手を選択することはできない。」とあり、基本的に日本ハムは3年後のドラフトで山口投手を指名することはできない。

ただし再び指名できる条件に、「2.当該選手が文書をもって再びその球団に選択されることを承諾する場合」とあり、3年後には山口投手も日本ハムからの指名を承諾するのは間違いないのではないかと思う。

6位指名から1位指名へ、出来過ぎなほどのストーリーが3年後にみられることを期待したい。

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同校の岡田龍生監督に加え、今回は山口の父・一郎さんも出席。「指名されて感謝と光栄」と話した上で「裕次郎の人生。自分の人生は自分で決める。これは私の教育の信念。意思を尊重したい」と話した。

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