145km/h左腕、佐野日大・田嶋大樹投手に巨人スカウトが評価、横浜高・浅間大基選手が通算22号ホームラン

高校野球ドラフトニュース 巨人ドラフトニュース 2014年ドラフトニュース

 秋季高校野球関東大会では、来年の左腕の目玉候補、佐野日大・田嶋大樹選手が躍動した。

最速145km/h左腕

 田嶋大樹投手は180cmの大型左腕で、自己最速は145km/hを記録し今年はエースとして背番号1を背負った。この秋の栃木大会では28回2/3を無失点に抑え、新チームになってから失点はしていなかった。この日は強豪・東海大甲府と対戦すると、最速は141km/hを記録したストレートと、習得中のスライダーで5つの空振り三振など11奪三振を記録し9回6安打1失点完投勝利を上げた。しかし田嶋投手は「関東大会は無失点で行きたかった。失点したので凄い悔しい」と強気さとレベルの高さを見せた。

 スライダーは春季大会に松井裕樹投手が投げているのを見て、1日70球程度の投げ込みを続けて習得中、完成度は80%のようだ。この日は巨人の吉武スカウトが視察し「一冬越えればおもしろい」とその素質を評価した。180cmの左腕はそれだけで注目されるが、145km/hを投げて実績も積んで行けば、一気に評価は挙がるだろう。

 左腕では浦和学院の小島和哉投手が注目されそうだが、関東にもう一人目玉左腕が誕生しそうだ。

横浜高・浅間大基選手は22号本塁打

 戦力が充実している横浜高校も快勝した。市立川越と対戦し、4番の高濱祐仁選手が初回に先制タイムリーを放つと、9回には浅間大基選手がダメ押しとなる高校通算22号ホームランを放ち5得点。投げては伊藤将司投手が4安打完封し勝利した。

 来年の怪物候補として注目されている高濱祐仁選手と浅間大基選手、浅間選手は足もあるため1番を打っていたが、この日は3番を打って高濱選手に並ぶ通算22号を記録した。それに夏の甲子園を経験した安定感と経験十分の伊藤将司投手も持ち前の安定感を見せた。

 次は佐野日大・田嶋大樹投手と対戦する。夏の大会で松井裕樹投手を攻略して甲子園出場を決めており、田嶋投手攻略を目指す。勝てばセンバツ出場は確実になる。

 最速141キロの直球を軸に粘りの投球をみせ「コースに投げることを意識した」と左打者が8人並ぶ相手打線から11三振を奪った。楽天からドラフト1位指名された松井(桐光学園)に憧れる2年生は「松井さんのようなスライダーで三振を取りたい。甲子園に行きたい」と意気込んだ。

 3番に座る浅間が、高校通算22号を放ち、チームの8強入りに貢献した。4―0の9回にスライダーをすくい上げた右越えソロ。「真っすぐを待ちながら変化球を打てた。理想的な打撃」と納得の表情で振り返った。今夏甲子園2回戦の丸亀(香川)戦では5安打の固め打ちを見せたが、新チームになり、長打力にも磨きがかかった。4番・高浜と通算本塁打数で並び「甲子園でもホームランを打ちたい」と意欲を見せた。一方、2安打2打点で4番の働きを見せた高浜は「自分と浅間で打線を引っ張っていければ」と引き締めた。

田嶋が11k、1失点完投 - スポーツ報知:2013/10/29

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント