巨人が横浜高校の浅間大基選手を1位候補に

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 巨人が横浜高校の浅間大基選手を1位候補にリストアップしている事がわかった。浅間選手は50m6.0秒の足に高校通算22本塁打の長打力を持つ。東京出身で中学時代には東の浅間として注目されていた。

 

地元東京出身

 巨人は第1回スカウト会議でドラフト1位候補を10人前後に絞り込んでいるが、山下スカウト部長は「投手中心」と話しほとんどが投手であることを示唆した。その中で高校生野手で唯一リストアップしたのが、横浜高校の浅間大基選手だったことがスポーツニッポンの調べで分かった。

 横浜高校には高濱祐仁選手という4番候補のスラッガーもいるが、巨人がリストアップしたのは浅間大基選手だった。50m6.0秒の足があり、長打力も昨年夏の神奈川大会では松井裕樹投手(2013年東北楽天ドラフト1位)から、横浜スタジアムのライトスタンド中段にホームランを放つなど、通算22本塁打を記録している。

 東京出身で牛込一中学校では新宿シニアでプレーし、世界シニア大会では4番を打ち2本塁打を放つなど、中学時代には注目されており、東京の星だった。東京出身のスラッガーというのは最近は少なく、巨人が地元の星を獲得できるか注目される。

 

若手外野手に課題

 この時期にこのニュースが出たのには、巨人の若手外野手陣がオープン戦で期待に応えられていないことが影響していると思う。2008年に将来の4番候補としてドラフト1位指名した大田泰示選手は今年6年目を迎えるが、オープン戦では結果を残せず後のない状況となった。同じ年のドラフト4位・橋本到選手が活躍を見せ始めているが、原監督から姿勢を咎められるなど6年目にしてはまだ課題が多いようだ。

 長野久義選手がチームの軸としているものの、好不調の波がまだあり、外野手で主軸を打てる選手としてもベテランの高橋由伸選手や外国人に頼る形になっている。昨年は捕手が補強ポイントでドラフト1位では投手の抽選を外したら迷うことなく小林誠司選手を1位指名した。今年は外野手が補強ポイントとなっているようで、有原航平投手などの抽選次第では浅間大基選手の1位指名があるかもしれない。

 

ケガから復帰へ

 浅間選手は昨年末に鎖骨を疲労骨折していた事がわかり、ケガを直す事に専念している。練習試合では先日は出場したものの14日の大宮東との練習試合には出場しなかった。しかしセンバツでは大会6日目の登場という事になりそこに向けて復帰を目指している。昨年夏の甲子園では5打数5安打を記録した。今年はどんな活躍を見せてくれるのか、しかしまずはしっかりとケガを直して欲しい。

 

 今秋ドラフトに向け、巨人が熱視線を注ぐのは17歳の外野手だった。1月17日に都内の球団事務所でスカウト会議が行われた際、山下哲治スカウト部長は「(1位候補の)人数は10人前後。全体的に野手が少ないから、どうしても投手中心になる」と話していた。しかし、関係者の話を総合すると、注目選手が少ないとしていた野手の中で1位候補に挙がっているのが横浜高の浅間。高校生野手のリストアップは、浅間ただ一人だという。

 浅間は昨夏の神奈川大会準々決勝の桐光学園戦で、同年ドラフト1位で楽天入りした松井裕の内角直球を弾丸ライナーで右翼席に運んだ。パワーに加え、最大の長所は高いミート率で広角に打てること。「3番・中堅」で出場した昨夏の甲子園でも、初戦となった丸亀(香川)戦で左に右に打ち分けて、5打数5安打を記録した。球団関係者も「バットコントロールは高校生離れしている」と評する。また、50メートル6秒0の俊足で広い守備範囲にも定評がある。

 巨人のその他の1位指名候補には、最速156キロ右腕の早大・有原航平を筆頭に、明大・山崎福也、法大・石田健大の両左腕らの名前が挙がる。

 また、浅間と同じ高校生の中では、済美(愛媛)の157キロ右腕・安楽智大も候補で、1位指名リストの大半は投手が占めている。

 横浜の浅間は14日、横浜市のグラウンドで練習。チームは大宮東(埼玉)と練習試合を行ったが、昨年末に左鎖骨を疲労骨折した浅間は出場しなかった。

 ただ、回復は進んでおり、センバツ本番に向けては全く問題がないという。1回戦は大トリの登場で八戸学院光星(青森)と対戦。渡辺元智監督は「浅間はまだベストの状態ではない。そういう意味でも大会6日目というのは良かった」と話していた。

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