巨人ドラフト1位・桜井俊貴投手が8回7安打2失点も敗戦

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巨人がドラフト1位で指名した桜井俊貴投手が、明治神宮大会出場を決める関西地区大学選手権の第1代表決定戦で先発し、8回7安打2失点と粘りの投球を見せたものの敗戦投手となった。

山下スカウト部長は評価

桜井投手はこの日、初回にエラーから不運な当たりのタイムリーヒットで1点を許すと、8回にはスクイズで1点を許し0-2で敗れた。桜井投手も「負けたら何も残らない。全然だめです」と話したが、8回140球を投げて7安打を許すも2失点、7つの三振を奪うなど力を見せた。

視察をした山下スカウト部長も「悪いなりに抑えた。即戦力なのは間違いない」と評価した。

 

パッと出の投手ではない

桜井俊貴投手はドラフト会議直前に150キロを記録して好投し、一気に巨人のドラフト1位指名に急上昇したのは間違いない。しかし、そのピッチングだけを見て評価をしたわけではなく、1年時からの積み重ねがある。スカウトも当然1年時からのピッチングを見て、1位指名を決めている。

桜井俊貴投手の特徴はまずはタフな体で1試合120球以上を投げる試合も多く、それでも3年秋に調子を落としたくらいで、4年時には春、秋通じて結果を残している。また投球についてもダイナミックなフォームから投げらる低めに角度のあるストレートと、沈む変化球は良い球筋だった。元々147キロなどを記録していたが、今年秋は150キロを記録したということで、それがさらに良くなっているとみられ、巨人は即戦力として評価した。

しかし反面、関西学生リーグは投高打低の傾向が強く、昨年京都大から千葉ロッテにドラフト2位指名された田中英輔投手も、リーグ戦では強豪大学を相手に好投を続けてのドラフト2位指名だったがプロ1年目は苦しいピッチングとなった。関西学生リーグの投手については成績よりも実際に投げる球を重視する傾向がスカウトにはあるが、そうなるとスカウトの目に頼ったり、球速などの「印象」により評価が上がる可能性もある。

巨人は山下スカウト部長以下複数のスカウトで桜井投手の秋の姿を見て、スカウトの目を信じてドラフト1位指名をした。その結果は来年のシーズンから答えが出てくる。

2015ドラフト全指名選手

2015年度-関西学生リーグのドラフト候補リスト

味方の失策が絡み1失点した初回からピンチの連続。最速145キロも投球のリズムが悪く「負けたら何もない。きょうは全然駄目だった」と話した。それでも、巨人の視察した山下哲治スカウト部長は「本来のスピードが出ていないが、いい時の投球をすれば間違いなく先発ローテ入りできる」と変わらぬ高い評価だった。

巨人ドラ1、桜井力投も敗戦 スポーツ報知紙面 2015/11/3

 

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