巨人ドラフト1位・桜井俊貴投手の18奪三振完封、「人生で2番目のピッチング」

桜井俊貴

明治神宮大会が開幕、大学の部の立命館大vs東北福祉大の試合では巨人がドラフト1位で指名した桜井俊貴投手が、大会記録に並ぶ18奪三振を記録して完封した。

最速144キロも18奪三振

18奪三振のうち17個は空振り三振、ストレートでの三振は6つ、得意のスプリットでは3つ、スライダーで4つ、チェンジアップで3つ、カーブで2つという内訳だった。最速は144キロだったものの低めの制球が素晴らしく、とにかく変化球がさえて本人も「スプリットが野球盤の消える球のように消えた」と話すほどのものだった。

イニング別では、初回に2つ三振を奪うと2回と8回は三者三振、1回から2回まで5者連続の三振、9回にも三振を1つ奪い全イニングで三振を奪った。「三振を狙っていたわけではなかった。ゴロを打たせようと低めに集めたのが、三振につながった。これまでは15個が最高で、大学では11個」と話した。

生きる球とはこういうものをいうのだという、本当にすべての球が生きているようだった。また変化球で腕をしっかりと振り、ストレートと同じく低めに沈めた。担当の巨人・益田スカウトは「リーグ戦での平均奪三振は10個ぐらいだったと思う。関西の代表決定戦から中9日で、疲れがあったかもしれないが、十分でしょう」と胸を張った。

 

この秋にドラフト1位つかむ

桜井俊貴投手は立命館大のエースとして1年時から活躍し、3年春はリーグ戦で6勝0敗、4年春も5勝1敗と活躍して2年連続で大学野球選手権に出場している。そのときの腕をしっかりと振りダイナミックなフォームを見せて高い評価を得ていたが、それでもドラフト上位候補、2位当たりでの指名という評価が大半だったと思う。

しかし、この秋はリーグ戦で7勝0敗、特に10月14日の関西大戦では延長14回206球を投げぬき、最速150キロを記録する投球で完封して巨人のスカウトがドラフト1位指名を決める投球を見せた。桜井投手が「人生で1番はリーグ戦の関大戦。あの試合で人生が変わった」と話す投球で一輝にドラフト1位を当確にした。そしてこの日の登板は 「人生で1番? 2番目です。」と話し、この秋に自己ベストのNO.1、NO.2のピッチングを見せている。

視察した巨人の高橋監督は「僕が見た2イニングで4つ。三振が取れることが、一番よかった。スタミナは十分にあると聞いているし、頼もしい」と話した。この秋の大会も続くが、来年の活躍も非常に楽しみとなった。

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 「人生で1番? 2番目です。1番はリーグ戦の関大戦。あの試合で人生が変わった」。巨人のドラフト1位候補に挙がったのは、10月22日のドラフト直前だった。同14日の関大戦で、延長十四回を206球で投げ抜いて勝った。6月の全日本大学選手権にも出場したが、今では「巨人のドライチ」として全国区の注目度。だが巨人は、兵庫・北須磨高で「公立の星」と呼ばれていた頃から桜井に注目してきた。

自己最速150キロを誇る直球は144キロ止まりでも、鋭い変化で相手をほんろう。5回無死一、三塁の大ピンチを脱した3者連続三振のうち、2つは得意のチェンジアップで奪った。この日はさらに、スプリットが切れた。昨年のU―21ワールドカップ出場時、指揮を執った阪神・平田2軍監督(現チーフ兼守備走塁コーチ)から「球種を増やせ」と助言され、努力で手のうちに入れた武器。2回の井沢、浅沼への決め球に使い、5者連続に結びつけた。「スプリットが、野球盤の“消える球”のように消えた」と胸を張った。

 最後の1つを除き、すべてが空振り三振だった。最速は144キロ止まりも、四死球は初回先頭の死球だけ。決め球は直球が6、スライダーが4、チェンジアップとスプリットがともに3、カーブが2…ありとあらゆる球種で空を切らせた。高橋監督も顔がほころぶのを抑えきれない。「三振が取れ、魅力がある。制球と球の力(の両方)がないと数は取れない。スタミナも十分にあると聞いているし、頼もしい。戦力? なってくれればうれしいし期待している」


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