巨人ドラフト1位・桜井俊貴投手、9回9奪三振2失点で敗れる

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巨人がドラフト1位で指名した立命館大の桜井俊貴投手が明治神宮大会の亜細亜大戦に先発し、9回を投げて6安打9奪三振2失点と好投をしたものの1-2で敗れ、成長した4年間の大学野球を終えた。

運が味方せず

1回戦の東北福祉大戦で18三振を奪い完封勝利を挙げてから中1日、この日の亜細亜大戦も桜井俊貴投手が先発した。最速は143キロと球速は出なかったものの、90キロ台のカーブなどを駆使して9回を投げて6安打9奪三振と緩急で好投を見せるなど、1年時から登板していた経験を生かしたピッチングを見せた。

しかし2回には一塁ベースにあたる不運なヒットなどで2失点、試合は1-2で敗れ、桜井投手は「それも実力のうち。ああいうところを抑えないといけない」と話した。

 

成長した4年間

桜井俊貴投手は北須磨高校時代に180cm以上の体から140キロを投げ、兵庫の公立の星として注目された。プロも注目していたが立命館大に進むと「球速も上がったし、スプリットなど球種も増えた。精神面も強くなった。成長させてもらった」と話す通り、150キロの速球を投げ、名門大学でエースとなって全国大会でスポーツ紙1年を飾るような活躍ができる投手となった。

公立の星として注目されていた時から4年間、大学を代表する投手として、巨人のドラフト1位選手として注目され「充実した4年間でした。」と話す桜井投手の姿があった。

巨人山下スカウト部長は「スタミナがあり、全球種でストライクが取れるから試合をつくれる。先発完投型だね。」と話し、1年目でのローテーション入りについて「十分あると思う」と話した。

1月からは新人合同自主トレも始まる。今度はプロの世界で成長を続ける。

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13日の東北福祉大戦で18奪三振。中1日でのマウンドでは研究されることを逆手に取り、「モデルチェンジ」をテーマとした。スライダーの割合を減らし、最速143キロの直球を軸にカウントを整えた。90キロ台のスローカーブも投じ、緩急を駆使して6安打9奪三振。だが、序盤の2点が最後まで響き、133球完投は報われなかった。

投球を見守った巨人・山下スカウト部長は「18三振の後だから物足りなく見えるけど、(中1日での完投は)スタミナがある。ローテーション入り? 期待するよ」と目を細めた。

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