福岡ソフトバンクは、ドラフト2位で指名した三菱自動車倉敷オーシャンズの森唯斗投手と仮契約を結んだ。契約金7000万円、年俸1200万円。森投手は両親への恩返しを語った。
漁船を購入
森投手は会見で「両親には本当に恩返しがしたい。」と話した。父親は徳島県で漁師をしており20年以上同じ船で漁に出ているといい、「漁船だといいかもしれません」と話した。
伊勢エビやアオリイカなど季節で狙いを変えて漁をして、森唯斗投手という大物を育てた。しかし父親は「まだまだ船は何の問題も無い」と遠慮をする姿勢を見せて、いつまでも子どもを思う親心を見せている。
174cmから146km/hの速球
森投手は174cmと小柄だが146km/hの速球を投げ、今年の都市対抗では伯和ビクトリーズの補強選手に選ばれると、初戦でチームは敗れたが3番手として登板し、140km/h中盤を記録した速球で2回を1奪三振パーフェクトに抑えた。また日本選手権予選でも4安打完封ピッチングを見せ、ドラフト上位候補として指名された。
ドラフト会議当日の中継で、解説をしていた小関順二さんが非常に評価していた投手で、都市対抗の映像をみると投げっぷりが良く勢いのある投手だ。しかしまだコントロールに課題がありそうで真ん中に入ったところを外野にフライを挙げられている。プロではスタンドに放り込まれる可能性もあるので、もう少し球威を増すか、制球力アップが鍵となりそうだ。
森投手は現在体重が75kgで「80kgまで行けば球速も上がるはず。150km/hを出したい」と球威を増す方向で間が手入るようだ。永山スカウト部長も「体づくりもさらにやってほしい」と成長を期待している。
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