福岡ソフトバンクが地元・西日本短大付の153km/h右腕・小野郁投手について、早大・有原航平投手、済美・安楽智大投手に次ぐ位置づけにしていると、西日本スポーツが1面で報じた。
球団幹部など絶賛
記事によると1年時より福山スカウトが徹底マークをしており、「球威、球質ともに申し分ない。150km/hを越す速球を投げるが、スピードガンに表れない球の威力がある」と評価し、球団幹部も「実力は全国クラス」と評価しているようだ。
小野郁投手は通算25本塁打の打撃でもプロより高い評価を受けているが、球団は投手として獲得を目指す方針とのこと。また小野郁投手は小学校6年生の時にホークスジュニアでプレーしており、縁も深いとしている。
小野郁選手の高校3年間
小野郁投手は最速153km/hの速球を投げる。中学時に久留米中央ボーイズで最速141km/hを記録しており、以来速球が注目され続け、高校2年時には148km/hを記録した。
2年生の秋季大会は速球が目立ったものの制球難も目立ち、九州大会では神村学園戦で7失点と課題も見せた。しかし春先にはコントロールも落ち着いた投球を見せた。6月に左手首を骨折しそのまま夏を迎えたが、福岡大会3回戦の九産大九州戦で1安打完封(四死球は4)で勝利するなど力を見せた。
準々決勝で甲子園に出場した九州国際大付に6回2/3で8安打(四死球は6)を浴びて1-8でコールド負けを喫したが、この試合で153km/hを記録している。
他球団の評価も高く
まだ四死球は多いものの投打にパワーがあり、西日本短大付の監督も「素質は新庄以上」とOB・新庄剛志選手の名前を出す程の評価をしている。そしてプロのスカウトも福岡ソフトバンク以外でも、千葉ロッテが上位候補としてリストアップをしており、広島も上位候補の高校生リストの中に小野選手を入れている。
ドラフト2位指名では一番最後の指名となる福岡ソフトバンク、2位3位の折り返しのどちらかで指名するとみられる。しかしそこまで残っているかどうかは微妙な状況。戦々恐々としながら待つしかない。
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