田中正義投手に5球団指名、福岡ソフトバンクが交渉権獲得でパリーグへ

田中正義

今年のドラフトの目玉、創価大・田中正義投手には、千葉ロッテ福岡ソフトバンク巨人北海道日本ハム広島東洋の5球団が1位指名し、抽選ではソフトバンクの工藤監督が強運を見せて獲得、ドラフトの目玉選手がまたパリーグに、そして強力ソフトバンクにまた1枚有力な先発が加わった。

有望選手がまたパリーグに

田中正義投手は156キロの速球を投げ、昨年夏にはプロの若手センバツに対し、4回パーフェクト8奪三振の圧巻のピッチングを見せた。春に肩を故障し、秋もその状態に12球団のスカウトが調査をし続け、多くの球団は大丈夫と判断した。今年のドラフトで、または昨年、一昨年も含めて大谷翔平投手と互角になると評価できるのは田中投手だけではないかと思う。

その田中投手にはパリーグ4位の千葉ロッテとセパの上位2位までの球団の5球団が指名、千葉ロッテがドラフト3日前に1位指名を公表し、ドラフト前日に巨人と広島東洋が1位指名を公表した。北海道日本ハムは公表こそしなかったものの昨年より田中投手を追い続けており、福岡ソフトバンクも優勝を逃してエース獲得を狙い田中投手を指名した。

パリーグ3球団、セリーグ2球団の抽選はパリーグのソフトバンクが獲得した。2015年のドラフト会議では平沢大河選手、高橋純平投手、オコエ瑠偉選手といったドラフト注目選手がパリーグに、2014年も安楽智大投手、有原航平投手がパリーグに行った。

2013年:松井裕樹・楽天(日本ハム、DeNA、ソフトバンク、中日
2012年:東浜巨・ソフトバンク(DeNA、西武)
     藤浪慎太郎・阪神オリックス、ロッテ、ヤクルト)
2011年:藤岡貴裕・千葉ロッテ(横浜、楽天)
     高橋周平・中日(オリックス、ヤクルト)
     菅野智之・日本ハム(巨人)
2010年:大石達也・西武(横浜、楽天、広島、オリックス、阪神)
     斎藤佑樹・日本ハム(ヤクルト、ロッテ、ソフトバンク)
2009年:菊池雄星・西武(阪神、ヤクルト、楽天、中日、日本ハム)

パリーグは少しでもソフトバンクとの戦力差を縮めたいという事で5球団がやってきたが、再びソフトバンクが戦力で差をつける形となったようにも感じられる。

大谷投手と投げ合い

田中正義投手はパリーグで、ライバル日本ハムと、そして同学年の大谷翔平投手と来年から投げ合いを演じてくれそうだ。もちろん最速165キロを投げ、プロで4年間で球界を代表するエースとなった大谷投手とは現時点では比べられないくらいだが、おそらく田中投手も来年か再来年には158キロから160キロくらいまでは記録するものと思う。

大谷選手が球速の壁をどんどん突破し、ほかの投手も160キロの壁を感じなくなった。それはアマチュア球界も同じで、今年は150キロを超える投手が高校、大学、社会人にオンパレード、中には154キロ、155キロ、156キロを記録した投手もいる。

その代表格だった田中投手は、球の質も申し分なく、外角低めに決まる伸びる150キロの球は、来年プロ野球ファンを沸かせるだろう。

ドラフト会議では阪神の大山選手の指名や、外れ1位の指名で佐々木千隼投手に5球団が集まるなど、話題はそちらに奪われがちだが、プロ野球界に大きな投手が加わった日だったことは間違いない。

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