埼玉西武ドラフト2位・相内誠投手、無免許運転・速度違反で入団保留

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 埼玉西武がドラフト2位で指名し仮契約を済ませていた千葉国際高校・相内誠投手が東京アクアラインで無免許の上に29キロオーバーの時速109km/hで運転しつかまった。連絡を受けた埼玉西武の鈴木本部長と前田スカウトは相内投手に面会したが、ずっと泣いていたという。

 千葉国際高校は大谷校長と野球部の高瀬監督が会見を開き、未成年の犯罪だが実名で公表した。高瀬監督はこれまでも何度も相内投手を指導し、「野球を続けられなくなるようなことはするな」と叱ってきた。しかし現在は、ドラフトで指名され既に公人となり、庇ったり隠したりすることはできないだろう。これからはどんなことでも自分で責任を取らなければいけない。

 相内投手は野球部の友人と2人でスカイツリーに出かけ、帰りに友人に「運転を代わってくれ」と言い、友人が止めたものの無理やりに代わってもらったという。そして無謀な運転を行った。許される行為ではない。千葉国際高校は相内投手は反省文を会見の場で配布した。その中で相内選手は、「ドラフトで指名されたことで満足してしまった。だんだんと野球が大好きな本来の自分を見失って行き、このような問題を起こしてしまった」、「周りのたくさんの人の思いを裏切ってしまい、馬まで以上にたくさんの人に迷惑をかけることになってしまった。周りの人に支え助けてもらい、やっとドラフト指名という最高の形で実になったのですが、今回僕が犯してしまったことで台無しになってしまいました。」と書いている。

 埼玉西武の7日の19時に連絡を受け、鈴木本部長と前田スカウトが相内投手と面会、「表現できないほど意気消沈、反省を言葉で表していた。ずっと泣きっぱなしでいました。」と話した。そして入団について、埼玉西武の飯田専務は「無免許運転ということで警察としてのいろんな対応もあると思う。入団の交渉をいったん止め、そういった情勢の推移を見守りたい」と話し、入団取り消しについても「否定はできないですね。いろんな情報がきちんとわかって、本人を話した上ということになっていく。本人がどう反省していってくれるのかというのが、非常に重い判断材料になる」と話した。

 埼玉西武の栗山選手は「しっかり反省して償って、ライオンズに来てほしい。これで野球の道が閉ざされることにはなってほしくないし、一緒にやりたいと思っている。」と話した。

 学校は相内投手を退学にはせず、無期謹慎とした。今後は高瀬監督の自宅で謹慎する。「小さい頃から恵まれない環境で育って。非常に残念で悔しい。チャンスを与えていただければと、本人は一縷の望みを持っている」と相内投手の恩人は語った。

 ただ警察に捕まったということだけでなく、自分や友人、そして周りの人の命を奪う可能性だってあったと反省して欲しい。許されることではないが、拠り所となっている野球を失っては欲しくない。

 西武からドラフト2位で指名された千葉国際高の相内誠投手(18)が、道交法違反(無免許運転、速度超過)の疑いで千葉県警に摘発されていた。7日、同校が記者会見で発表した。4日午前0時42分、東京湾アクアラインを走行中、29キロの速度超過で摘発された。同校からは6日に「無期限謹慎」の処分が通達されている。これを受け、西武は13日に予定されていた入団会見の欠席と、入団手続きの凍結を決断。入団の可否を、本人の反省次第とした。

 

 千葉国際高によれば相内は3日夜、3年生の野球部員(18)と2人で東京スカイツリー見物へとドライブに出掛けた。車は免許取得済みの同部員のものだった。寮の門限をとうに過ぎた深夜、君津への帰り道。相内は「運転を代わってくれ」と言いだし、「それはまずい」とたしなめる友人の忠告を振り切り、ハンドルを握った。東京湾アクアラインの制限速度は80キロだが、29キロオーバーの109キロで走行。高速隊に停止を求められ、無免許が発覚。相内は教習所に通っており、仮免許は持っていた。

 

 摘発直後は「俺はもうダメだ」と落胆。高速隊の問いかけにも顔を上げて答えられない状態だったという。6日には学校から、高瀬忠章監督(67)の自宅での無期限謹慎処分が通達された。高瀬監督は「野村(克也)監督の言葉にあるように『人間的成長なければ技術の向上なし』と3年間言い続けてきたつもりですが…」と悔やんだ。

  同校によると生徒は4日午前0時40分ごろ、東京湾アクアラインを走行中、29キロの速度超過で摘発され、無免許運転が発覚した。車は同校野球部3年の別の男子生徒(18)の所有で、2人でスカイツリーの見学を目的に東京に遊びに行った帰りだった。摘発された生徒は仮免許を取得しており「運転を無理に代わってもらった」と話しているという。学校側は5日に千葉県高野連に報告。6日付で生徒を無期限の謹慎処分とした。

 

 生徒は1メートル85の長身で、最速145キロを誇る「房総のダルビッシュ」とも呼ばれた本格派右腕。家庭の事情で中学1年から千葉県内の児童養護施設で育った。生徒は反省文の中で「指名されたことで満足してしまった。気持ちがゆるんだ」としているが、西武側は事態を重視。すでに11月15日に契約金7000万円、年俸700万円で入団に合意しているが、飯田則昭球団専務は「手続きは凍結、いったんストップする」との方針を示し、この生徒を13日の新入団発表会見に出席させないことを決めた。

 

 西武は今年5月、週刊誌で女性とのトラブルを報じられた涌井に無期限の出場選手登録抹消の処分を下すなどコンプライアンス(法令順守)に厳しい。それだけに飯田専務は、入団取り消しの可能性についても「今は否定できない」と言及。「本人がどう反省するかが(入団への)重い判断材料になる」と続けた。

 

 渡辺久信監督が現役時代に付けていた背番号「41」が用意されるなど、将来のエースとして大いなる期待を受けていた右腕。4日夜に担当の前田俊郎スカウトと対面した際も、ずっと泣き通しだったという。今後は高瀬監督の自宅で謹慎するが、同監督は「小さい頃から恵まれない環境で育って…。非常に残念で悔しい。(西武球団に)チャンスを与えていただければと、本人は一縷(いちる)の望みを持っている」と話した。

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コメント

  1. 個人的に選択肢は2つ
    1・・・1度入団させて、育成枠に落とす
    (育成を経験させて、厳しい環境を味あわせて、反省の色が出たら支配下登録。ただし、1度でも違反をしたら即解雇の条件付)

    2・・・入団させず、社会人を経験させてからまたプロに入る

    これかな

  2. この問題は、飲酒喫煙の範疇を超えている。
    泣いて許されるものではない。

    無免許での暴走運転をニュースで聞き、京都で起こった無免許死傷事故を思い出した。この事件はまだ記憶に新しい。
    最低で卑劣な行為だと誰もがそう思ったはず。
    しかも、無免許だという事で重罪は免れている。

    今回の騒動は彼の周りの関係者だけでなく、日本中を不愉快にさせたと思う。
    球団は彼の入団を取り消すべきだ!
    未成年とはいえ、義務教育は終わり一通りの教育は受けているわけで善悪の区別はつく年頃。
    ひとつの涙・反省文・謝罪で許してはならない。

    せめて、球界は彼が1から入団テストで受けなおすし、合格点であれば、プロとして認める形をとるべき。

  3. 反省をしっかりして、謙遜な思いを忘れずに西武に入団するのがよい。

  4. 入団を許すべきではない。彼には厳しい道を歩ませるべきだ。
    ここであいまいに入団を許すことは今後の彼の人生において決してプラスにはならない。本当に彼のことを考えてあげるなら、愛情をもって厳しい態度で臨むべきだ。
    本当に野球が好きで、真摯に反省しているのなら、別の遠回りの道から這い上がってくるはずだ。その時は本当に拍手をもって彼を迎え入れてあげればいい。