東京ヤクルト・山田哲人選手が右打者歴代最多安打、外れ外れ1位からスターへ

東京ヤクルトドラフトニュース

 東京ヤクルトの山田哲人選手が、今季の安打数を192本として、右打者で歴代1位の記録を打ち立てた。山田投手は2010年のドラフト会議で、斎藤佑樹投手などの外れ外れ1位で指名された選手だった。

外れ外れ1位

 2010年のドラフトは早大・斎藤佑樹投手が注目された年だった。東京ヤクルトも神宮のスター・斎藤佑樹投手を指名したものの、北海道日本ハム、福岡ソフトバンクの3球団が指名重複し、抽選を外す。

 東京ヤクルトが次に指名したのが屈指の左腕・塩見貴洋投手だったが、こちらも東北楽天と指名が重複し、抽選で外してしまう。

 そして指名されたのが履正社の内野手・山田哲人選手だった。ここでもオリックスと指名が重複したが小川監督が3度目の正直で抽選を引き当てた。当時の評価はA評価で、特に高校生野手はPL学園の吉川大幾選手や智弁和歌山の西川遥輝選手、前橋商の後藤俊太選手などと共に上位評価だったが、それほど目立った存在ではなかった。

 

1年目のCSに出場

 しかしそこから山田選手は急成長していく。1年目はシーズンの出場はなかったが、CSの第2戦でいきなり1番遊撃手で起用された。ノーヒットに終わったものの「僕を登録してください」と直訴していたという。

 2年目は44打数に終わったが3年目には94試合に出場して打率.283をマーク、3本塁打を記録すると、今季は192安打、29本塁打を記録した。

 ちなみに最初の1位指名・斎藤佑樹投手は1年目からローテーションに入るもののその後は成績が伸ばせずにいる。次の1位指名・塩見貴洋投手は1年目に9勝を挙げたが、2年目は6勝、今季は8勝を挙げている。最終的な結果を出すのはまだ早すぎるが、4年目にして山田選手が歴史に残る記録を打ち立てて一気にまくった形となった。

 外れ外れ1位から球界の宝へと成長した山田選手、今後もこれに続く選手が出てきてほしい。

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