北海道日本ハムの大谷翔平選手など新人6人が合同自主トレを開始し、栗山監督、黒木投手コーチ、紺田外野守備走塁コーチ、稲葉選手兼コーチ、中嶋選手兼コーチなどが顔をそろえた。
投げては50mの距離でのキャッチボールを約70球投げると、黒木投手コーチは「良い角度でボールを投げている。」と話し、また中嶋コーチも「ダルビッシュに似ている。ゆるーい感じが」と大きな体を使ってゆったりと投げる姿に期待を高めた。
打ってはティーバッティングを125球行い、稲葉コーチはアベレージじゃなく、ちょっと大きいのを打てる感じ」と長打力の素質を見ていた。また紺田コーチは守備面についても「やわらかい」と話した。
球団は大谷選手のブルペン入りをキャンプ後としたが、大谷選手は「トレーナーの方と相談してやりたい、近いうちにできたらいい」と話し、キャンプ前のブルペン入りもあるかもしれない。しかし藤浪投手が傾斜を使って投げるために初日からブルペンに入ったことを聞かれると、「自分はそうじゃないので焦りは無い」と話した。まずは遠投などで調整をしてゆきそうだ。
二刀流について「本当にできるのかなと思う時もある」と本音も漏らしたが、昨年まではエースで4番としてやってきている。変わる事は無い。また「トレーナーの方と話して別々ではなく一貫性を持ったトレーニングをしていきたい」と話し、全てに必要な体のバランスや下半身強化などに取り組みそうだ。
この日、新人合同自主トレがスタート。報道陣100人が見守る中、73球のキャッチボールを披露した。訪れたファンの数は斎藤が1年目だった11年の自主トレ初日と比べると、10分の1の250人。「たくさん見られていて緊張した」と暴投する一幕もあったが、室内練習場では125球のティー打撃、ノックを受け「すごく楽しかったです」と笑顔も見せた。
栗山監督から「体は大丈夫か」と声をかけられると「大丈夫です」と即答。視察を終えた指揮官は「独特な光り輝く空気感、存在感というか、持っている『星』を誰もが感じていると思う」と独特の表現で絶賛した。
二刀流について「本当にできるのかなと思う時もある」と漏らした大谷だが、「トレーナーの方と話して(投打)別々ではなく一貫性を持ったトレーニングをしていきたい」とブレはない。注目のルーキーが、プロ第一歩をゆっくりと踏み出した。
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