桐光学園が春日部共栄高校と練習試合を行い、昨日1イニングを投げた松井裕樹投手が先発すると、1本塁打を浴びたものの3回を投げて2安打5奪三振1失点の投球を見せた。
初回、先頭打者を3球三振、続く打者も3球三振、3人目も三振に斬って取り3者連続三振でスタートした。2回に春日部共栄・石川耕介選手にストレートをスタンドに運ばれたが、その後も2つの三振を奪い、3回を投げきった。最速143km/hのストレートと縦に曲がる大きなスライダーが良かった。松井投手は「今日はストライク先行を意識して投げた。いいリズムで投げられたので良かった」と話した。
スタンドには、東北楽天、福岡ソフトバンク、オリックス、阪神など6球団12人のスカウトが視察、東北楽天・早川スカウトマネージャーは「縦のスライダーが良かった。高校生では打てない。右打者からしたら消える」と分析した。
福岡ソフトバンク・宮田スカウトは「冬を越えて下半身が大きくなった。いい球を投げていた」と話すと、オリックス・中川スカウトも「久しぶりに実戦を見たけど、無事に投げられている。神奈川県だけでなく、高校生は松井君が中心になるね」と高校生NO1の評価をした。
昨日の横浜DeNA、東京ヤクルト、巨人、北海道日本ハムと、阪神、東北楽天、福岡ソフトバンク、オリックスで8球団、他にも来ていたかもしれないが、松井投手の獲得を狙いそうなチームは一通り来た感じでしょうか。それにしても2試合目で早くも昨年のような投球を実戦で見せて、すぐにでも全国大会で投げられそうな感じですね。今年はずっとこういう状況が続くことになりそうです。
巨人が今秋のドラフト1位候補に挙げている桐光学園(神奈川)・松井裕樹投手(新3年)が10日、春日部共栄(埼玉)との練習試合で今季初先発。阪神、ソフトバンクなど6球団12人のスカウトの前で3回5奪三振の快投を見せた。
初回、立ち上がりから2者連続3球三振で、3者連続K。最速142キロの直球にスライダー、カーブ、チェンジアップと変化球も交えた。2回1死からソロ本塁打を浴びるなど2安打1失点だったが、左腕は「感触のいいボールもあったので、この投球を続けていきたいです」と納得の表情を浮かべていた。
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