日本生命・吉原正平投手が7回完封し、井上晴哉選手、小林誠司選手の本塁打で優勝、パナソニック・秋吉亮投手はKO、10球団のスカウト視察

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 JABA京都大会の決勝は日本生命vsパナソニックの対戦となった。

準決勝

 日本生命は準決勝で昨年の都市対抗・日本選手権覇者、JX-ENEOSと対戦、双方にドラフト候補が多く揃う今年の社会人野球を占う一戦となった。先発はJX-ENEOSが昨年のMVP男でドラフト候補の大城基志投手、日本生命が今年好調が続く柿田裕太投手だった。

 大城投手に対して日本生命・花野監督は「対策をしてきた」というとおり4回に井上晴哉選手のタイムリーなどで2点を挙げると、5回にはドラフト注目候補の小林誠司選手のホームランで1点を追加するなど着々と得点を積み重ねた。柿田投手は8回まで1安打に抑える好投を見せると、9回に2失点したものの完投勝利、チームを決勝に導いた。

 パナソニックはニチダイと対戦、藤井聖太投手が1失点完投勝利、エース・秋吉亮投手を温存して勝ちあがった。

決勝

日本生命のエース・吉原正平投手とパナソニック・秋吉亮投手が登板した決勝戦、投手戦も予想されたが、秋吉投手が初回に5安打で4失点してしまう。パナソニック・久保監督は「集中力を欠いていた」とエースに苦言した。その後も井上晴哉選手のホームランが飛び出すなど加点すると、吉原投手は最速144km/hの速球を中心に7回を5安打無失点、7-0のコールドで優勝を決めた。

注目の選手は?

 日本生命は小林誠司捕手がホームランを放ち、昨日阪神のスカウトが評価していたように打撃力を見せた。また井上晴哉選手も中大時代にスラッガーとしてプロから注目された実力を見せている。投手でも今年絶好調が続く柿田裕太投手がドラフト候補となってきた。松本工時代に130km/h台のストレートだったがキレイなフォームでドラフト候補だった投手が、最速145km/hを記録するまで成長している。高校3年目で若く将来性もある。そしてエース吉原投手には阪神の池之上スカウトが視察、「コーナーに丁寧に投げられている」と評価した。

 パナソニックでは藤井聖太投手がシティライト岡山戦に続き好投を見せた。このまま成績を残せばこちらも大学2年目の147km/h右腕でドラフト候補となってきそうだ。

 その中で、JX-ENEOSの大城基志投手は今年のプロ入りを狙っているもののこの日は対策を立てた日本生命打線を抑えることはできなかった。ただし大城投手は都市対抗に合わせて調子を上げてくると思う。またドラフト上位候補の秋吉亮投手はふがいないピッチングを見せてしまった。多くのスカウトが視察していたと思うが、評価の変動は気になる。

 

日生がENEOS倒し決勝へ/社会人野球  - ニッカンスポーツ・コム:2013/5/2

 4回に井上晴哉内野手(23=中大)と山本真也内野手(28=東洋大)の適時打で2点を先制し、5回には小林誠司捕手(23=同大)のソロで3点目を追加。7回にも3点を挙げてダメを押した。柿田裕太投手(20=松本工)は8回まで相手打線を1安打に抑え、2失点完投。

 JX-ENEOSは昨秋の日本選手権準々決勝で惜敗した相手だけに、花野巧監督(59)は「昨日も選手だけでミーティングをして(相手エースの)大城君対策を考えていました。勝てたことは大きい」と振り返った。

パナ逆転勝ちで決勝進出/社会人野球  - ニッカンスポーツ・コム:2013/5/2

 パナソニックが逆転勝ちで決勝に進んだ。1点を追う7回に甲斐俊治外野手(31=九州共立大)が逆転2ラン。井上和樹捕手(30=佛教大)も2ランで続き、一挙4点を挙げて試合をひっくり返した。藤井聖太投手(23=関西国際大)が無四球で1失点完投勝利。

 藤井は「決勝を控えていたし、この試合はとにかく自分1人で投げきることが第一目標でした」と責任を果たし、エース秋吉亮(24=中央学院大)に決勝のバトンを渡した。

日本生命が9度目の優勝/社会人野球  - ニッカンスポーツ・コム:2013/5/2

 パナソニックの先発・秋吉亮(24=中央学院大)の立ち上がりを攻め、初回に5安打で4点を先制。7回に小林誠司捕手(23=同大)が7点目の適時打を放ち、サヨナラコールドを決めた。エース吉原正平(23=東京農大)は7回を無失点で投げ抜き、大会のMVPも受賞した。

パナ久保監督KO秋吉に苦言/社会人野球  - ニッカンスポーツ・コム:2013/5/2

 パナソニックは3大会ぶり6度目の優勝を逃した。今秋ドラフト上位候補のエース秋吉亮(24=中央学院大)が立ち上がりに5安打を打たれて4点を失い、5回途中5失点KO。打線も相手エースの吉原正平(23=東京農大)をとらえられず、7回サヨナラコールド負けを喫した。

 久保恭久監督(52)は「立ち上がりの秋吉は集中力を欠いていましたね。エースとしてはふがいない」と厳しい表情だった。

プロ注目151km/h右腕、吉原7回無失点  - デイリースポーツ紙面:2013/5/3

 

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