春季高校野球埼玉大会は、センバツに出場した花咲徳栄とセンバツ優勝の浦和学院が準決勝に勝ち進んだ。
浦和学院は春日部共栄と対戦、1-1のまま延長にもつれ込むと12回にサヨナラ勝利、先発したドラフト候補の山口瑠偉投手が12回を投げきって7安打1失点と好投を見せた。
花咲徳栄は市立川口と対戦し、プロ注目の若月健矢捕手が初回に左中間にタイムリー2ベースヒットを放つと4回にもレフト前にヒット、6回にはライトへ犠飛を放ち勝利に貢献した。若月選手は「やっと自分のタイミングで打てるようになった」と話した。
またリード面でも先日の試合で4失点したことを経験に、打者との間を取って勝負し投手を引っ張った。この日は巨人、阪神、東北楽天のスカウトが視察したが、阪神・中尾スカウトは「打撃はいいし、スローイングも速いよ」と攻守に評価した。
昨年の秋季大会で2試合連続ホームランを放つと、センバツでもホームランを放ったスラッガー。ヒットが広角に打てるようになり、リード面でも成長を見せている。若月選手は順調に来ていると思う。このままいければドラフト会議の指名がありそうだ。
初回1死二塁から左中間に先制適時二塁打を放つと、四回は左前打で好機を拡大。六回にも右翼へダメ押し犠飛。“神主打法”から広角に打ち分ける持ち味を発揮し「やっと自分のタイミングで打てるようになった」と笑顔を見せた。
試合前々日には岩井隆監督(43)から約1時間半、一対一でリード面の指導を受けた。この日は打者の間合いにならないように、投球の間(ま)を意識して修正。指揮官も「よくやってくれた」とたたえた。
阪神、巨人、楽天のスカウト陣が視察。阪神・中尾スカウトは「打撃はいいし、スローイングも速いよ」とうなずいた。
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