阪神がスカウト会議、1位候補に松井裕樹投手、森友哉捕手のほか、東明大貴投手など3投手リストアップ

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 阪神はスカウト会議を開き、ドラフト候補を約150人リストアップした。またドラフト1位候補の数人を映像などでチェックした。

 ドラフト1位としてチェックしたのは、これまでも1位候補としていた桐光学園・松井裕樹投手と大阪桐蔭・森友哉捕手、九共大・大瀬良大地投手のほか、JR東日本・吉田一将投手、セガサミー・浦野博司投手、富士重工・東明大貴投手の社会人投手などがチェックされた。

 桐光学園・松井裕樹投手については、複数球団の指名が重複する可能性があることと上背が無い事でスカウトの中でも意見が分かれているとの事だ。そうなるとポジションが違えども森友哉捕手も意見が分かれているのかもしれない。

 また、1位候補以外では、現場からリリーフ投手と俊足の野手の要望を受けたことから、パナソニックの秋吉亮投手と日本生命の小田裕也選手を候補に加えたとの事。

 今回名前が挙がった選手達を見ると今回のスカウト会議では大学の春季リーグや都市対抗予選の各候補の状況を見た即戦力中心のスカウト会議となったようだ。高校生については夏の大会であらためて評価するのだと思う。1位では森選手の可能性が高いと思い抽選で外した場合は社会人投手の3人の中から指名という感じだと思うが、スカウトの評価が分かれたり、チーム状況によっては3投手を単独指名するという可能性もある。

 日本生命・小田裕也選手は巨人なども注目しており、日本生命出身の中日・大島洋平選手2世と評価されている。ドラフト2位くらいで指名されるかもしれない。

 阪神の今秋ドラフト1位候補に、富士重工・東明(とうめい)大貴投手(24)が急浮上していることが19日、分かった。巨人・菅野に投げ勝った経験がある最速150キロ右腕。球団幹部は「今年は即戦力に関しては、大学生よりも社会人にいい投手がいる」と説明した。

 東明は快速球とともにスライダー、フォークを自在に操り、桐蔭横浜大時代は神奈川大学リーグで通算30勝をマークした実力派。4年時の2011年には、関東地区大学選手権の準決勝で東海大4年の菅野と投げ合った。ともに完投し、2―1で勝利。“菅野キラー”として一気に名をとどろかせたが、阪神もしっかり目をつけていた。

 球団は今年の1位候補として、早くから桐光学園高・松井裕樹投手(17)や大阪桐蔭高・森知哉捕手(17)を挙げていた。昨年は1位で藤浪(大阪桐蔭)、2位で北條(光星学院高)を獲得。今年も「甲子園のスター」を重視する方針だったが、ここにきて情勢は混沌(こんとん)としてきた。

 松井は巨人などがマークする高校NO1左腕。実力、伸びしろともに高評価は揺るがないものの、上背のない(174センチ)点について、球団内で評価が二分されている。同幹部は「戦略面が大事になるし、今後も慎重に見極めていきたい」と強調した。

 この日は兵庫・西宮市内の球団事務所でスカウト会議が行われた。佐野スカウト部長は「150人ぐらいリストアップして、これから絞っていく」と、今後の見通しを示した。優勝を争う最大のライバル・巨人で、今季リーグトップの7勝(2敗)を挙げている菅野。安定感抜群の右腕に勝った男の存在が、大きくクローズアップされてきた。

 佐野アマスカウト統括は「(全日本)大学選手権も終わって、その時点での話し合い。上位選手に関しては、映像を見ながら各担当の説明を聞きました」と話した。

 昨年の藤浪に続き、今年も最上位候補は桐光学園・松井裕樹投手、大阪桐蔭・森友哉捕手の高校生2人。とはいえ現場が渇望する即戦力投手のチェックも抜かりない。この日は鳴尾浜球場で日本生命との育成試合が組まれていたが、降雨中止となり、本来なら会議終了後に全員で上位候補の本格派右腕・柿田を視察する予定だった。他にも社会人ではセガサミー・浦野、パナソニック・秋吉、JR東日本・吉田、大学生では九州共立大・大瀬良らが、高校生2人とともにリストの上位に名を連ねている。

 今後は候補選手を中心に社会人の都市対抗、高校野球の夏の地方予選・甲子園、大学の秋季リーグ戦などを視察し、絞り込み作業を進めていく。

現場は求む、リリーフ投手&俊足野手  - デイリースポーツ紙面:2013/6/20

 

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