阪神・中村GM、今年もドラフト2位は好素材の選手を指名

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 阪神の中村GMは、今年のドラフト会議の指名について、「1位は即戦力、2位は素材を重視する方向になる」と話し、ドラフト2位では高校生の素質の高い選手の指名をする可能性を示した。坂井オーナーも「生え抜きの若手を育成する方針から、最近の2位は将来性を重視した指名をしている」と話した。

 

阪神のドラフト2位指名

 阪神のドラフトページを見ると、2010年は1位・榎田大樹投手(指名は大石達也投手)で2位に一二三慎太選手、2011年は1位・伊藤隼太選手で2位に歳内宏明投手、2012年は1位に藤浪晋太郎投手で2位に北條史也選手、2013年は1位に岩貞祐太投手(指名は大瀬良大地投手、柿田裕太投手)で2位に横田慎太郎投手と、1位で即戦力、2位で素質を重視した高校生という指名が続いている。中村GMは「近年もそういう方針でやってきているしね」と、たまたまそうなったのではなく、方針として2位は素質重視の指名をしている事を明かした。

 今年の候補としては、高校生の安楽智大投手は即戦力と評価されるだろうし、高橋光成投手は素質型だが2位まで残っている事は考えにくい。そうなると、センバツで注目すると話している佐野日大の左腕・田嶋大樹投手や、横浜高校の高濱祐仁選手(兄・高濱卓也選手を1位指名している)、浅間大基選手、大和広陵の立田将太投手や浦和学院・小島和哉投手、東海大相模の佐藤雄偉知投手(一二三慎太投手の後輩)などが候補となりそうだ。

 

中村奨吾選手が残っていたら

 ただリーグ戦の順位などや指名の状況で当然変わってくる。今年はドラフト1位候補が多く、2位で即戦力選手が残っている可能性もある。鳥谷2世と評価される中村奨吾選手などが”もしも”残っていたら、当然優先して指名する事になるだろう。ただし他球団もドラフト1位候補に挙げる即戦力野手であり、ドラフト1位指名は安楽智大投手など即戦力投手の指名が濃厚で、中村奨吾選手を獲得するためには2位で残っている事を祈る事になる。

 

 鳴尾浜球場での自主トレを視察した阪神・中村GMは14日、今オフのドラフト戦略に関して「1位は即戦力、2位は将来性を重視したい」と、2位に関しては「将来性枠」という位置づけで戦略を進めていく意向を明かした。ことしのD2位・横田慎太郎外野手(鹿児島実高)は、その典型例となる。

 12日に行われたスカウト会議の報告はまだ受けていないとした上で「逸材がいれば別。いずれにしても、投手も打者もパワーのある選手がいい」と、1位に高校生を指名する可能性も否定しなかった。

今秋も2位は好素材を重視 - デイリースポーツ紙面:2014/1/15

 

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