阪神・中村GM、パナソニック・近藤大亮投手、大阪ガス・小畑彰宏投手を視察、ドラフト上位候補も

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 都市対抗の近畿2次予選では、大阪ガスvs三菱重工神戸・高砂と、パナソニックvsニチダイの試合が行われ、プロ注目のパナソニック・近藤大亮投手、大阪ガス・小畑彰宏投手が共に先発をした。この試合には阪神の中村GMが視察し、二人の投手を分析した。

中村GMが視察し評価

 パナソニックの近藤大亮投手はこの日、ニチダイを相手に8回10奪三振1失点、球速も146km/hを記録し、ドラフト上位候補の貫録の投球を見せた。チームも7-1で勝利した。

 近藤投手は今注目されている大商大出身の178cm74kgのエースとして活躍し、パナソニックに進むと最速は151km/hまで伸ばした。スライダー、カットボール、スプリットなど一通りの変化球を投げる投手。

 中村GMは近藤投手について、「オリックスの西とだぶる。直球は低めにコントロールされているし、後は変化球を磨いていければ」と評価した。

 また大阪ガスの小畑彰宏投手も最速145km/hを記録、三菱重工神戸・高砂を8回途中まで1失点に抑えた。途中で右足がつるなど調子は良くなかったようだが、それでも粘りのピッチングで、チームは2-1で勝利している。

 小畑投手は184cmの大型サイドハンド投手で鳥取西、青山学院大でも大型投手として注目された。社会人ではリリーフとして登板し最速149km/hを記録するなど成長すると、今年は先発の柱として活躍を見せている。

 中村GMは小畑投手について「タイプ的には中継ぎなんだろうけど、4回からはしっかり腕も振れるようになっていた」と評価している。

 

即戦力投手指名も

 阪神はサードや外野など野手が少なくなっている点も課題だが、投手中心のチーム作りの中で、先発が勝ち切れず、リリーフも失点を許して試合を壊す場面も見られる。

 ドラフト1位では県岐阜商・高橋純平投手や東海大相模・吉田凌投手など将来を担うエース投手がリストアップされているが、特にリリーフで投げられる即戦力投手が必要という声も出てくるだろう。

 ただし、チーム状態が悪いと即戦力投手の補強に走りがちになるが、チームの投打の核が外国人に頼っている現状をみると、チームの基盤となる投打の軸が必要と言う事になるだろう。先発については藤浪晋太郎投手が復調し始め、昨年ドラフト1位の横山雄哉投手などがいることから光が見えているが、今年候補がいるならば、中軸を打てるサードや外野手を獲得したいところだ。

 1位2位で高校生投手か大学生野手、3位4位でこの日視察した近藤投手や小畑投手といった社会人即戦力、といった形で指名できればベストなのだろうが、チーム事情により、1位2位で即戦力投手の指名という事にもなりそうだ。

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2015年度-社会人投手のドラフト候補リスト

近藤、小畑、中村GM視察 デイリースポーツ紙面 2015/5/26

 

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