阪神が立教大の沢田圭佑投手をリストアップしていることが分かった。球団関係者が一定の評価をしている。
藤浪投手と大阪桐蔭で
沢田圭佑投手は大阪桐蔭出身で、高校3年時はエースの藤浪晋太郎投手とともに春夏連覇を経験している。藤浪投手の控えだったが最速146キロの速球を投げており、他のチームだったらエースとしてプロ注目投手になっていたと言われていたが、夏の甲子園でも済々黌戦で先発を任され2失点完投勝利し、その実力を見せていた。
その実力が大きく開花したのが大学1年の時で、1年秋には5勝を挙げエースとして活躍をした。その後も勝ち星を重ね2年秋まで4シーズンは防御率1点台を記録していたが、3年春秋は2勝どまり、今春も3勝をしているが防御率は3.64と低迷している。それでも大学通算21勝、最速は149キロを記録し、またこれまで345回を投げて与四球は74と、1試合平均2個弱という与四死球率の低さがありコントロールの良さを示している。
阪神関係者が評価
阪神の球団関係者は、「沢田投手は派手なところはないですが、使い所を選ばない感じがします。制球力があるので、先発でも中継ぎでも対応できそうな感じ。ウチで言えば、安藤のようなタイプですかね。」と話し、一定の評価をしているようだ。そして「藤浪とも高校時代に一緒にやっている投手ですし、楽しみな素材ですね」と話し、エース藤浪投手と再びコンビを組める投手と期待をしている。
沢田投手を、実績と持っているものを評価するか、それとも現在の状態を見て評価するか、評価は割れる事になると思う。それでも、横浜DeNAの石田健大投手が同じように1,2年からエースとして投げたものの大学4年時は良い投球は見られなかったのだが、プロ入りしてから2年目で開花した。1,2年のころの良い状態に戻ると判断されれば素質はドラフト上位候補と評価されてもおかしくない。
阪神は補強ポイントに即戦力投手を挙げており、特にリリーフ陣の高齢化は大きな課題となっている。慶大・加藤拓也投手やトヨタ自動車・七原優介投手といった速球派右腕にも視線を送っており、その中に沢田投手も候補として入っているようだ。
そして今オフ、藤浪とともに2本柱を形成した沢田も、タテジマのユニホームに袖を通す可能性が出てきた。球団関係者は、沢田に対する一定の評価を口にした。
「沢田投手は派手なところはないですが、使い所を選ばない感じがします。制球力があるので、先発でも中継ぎでも対応できそうな感じ。ウチで言えば、安藤のようなタイプですかね。藤浪とも高校時代に一緒にやっている投手ですし、楽しみな素材ですね」
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