大体大・松葉貴大投手に10球団15人のスカウト視察！

　阪神大学リーグ戦で行われた大体大ｖｓ関西外大の対戦で、大体大・松葉貴大投手が先発し5安打10奪三振と好投したものの2本のホームランを浴びて2失点、関西外大の石田龍平投手に大体大打線が1安打10奪三振に抑えられ０－２で敗れた。

　松葉投手は昨年よりプロのスカウトから1位候補と評価されている。大学選手権でも140km台のストレートにフォーク、スライダーなど制球力の高い変化球を投げ好投を見せており、大学トップクラスの左腕であることは間違いない。

　この日も巨人、阪神にメジャーリーグなど10球団、15人のスカウトが視察し注目度は高い。しかし、昨年のドラフト1位だった藤岡貴裕投手のような絶対的な1位候補という事ではなく、塩見貴洋投手のように外れ1位クラスという所だろう。

　2位以上は間違いないと思われるが、大学選手権に出場するかどうかで順位が変わってきそうだ。

　今秋ドラフト候補の大体大１４９キロ左腕・松葉は六、七回にそれぞれ本塁打を打たれ、チームも１安打完封負けを喫した。阪神、巨人、米マリナーズなど日米１０球団１５人が視察する中、１０三振を奪ったが５安打２失点で今季２敗目。「最近は調子がよかったのに、その中で負けたのはいけない」と反省した。

　今秋ドラフト上位候補の大体大・松葉貴大投手（４年＝東洋大姫路）が５安打２失点完投も、今季２敗目を喫した。味方打線が関西外大・石田龍平投手（３年＝市西宮）に苦戦する中、辛抱強く相手打線を抑えたが、ソロ２本に泣いた。優勝争いに向け痛い１敗となったが「体調を整え、次の登板に備えます」と気丈に語った。

　関西外大・石田龍平投手（３年＝市西宮）が、首位の大体大打線を１安打に抑え、大学初の完封勝利を挙げた。１安打完封勝利は、市西宮（兵庫）３年夏の兵庫大会２回戦以来。「イニングと同じ個数を目指している」という奪三振も、この日は１０個を記録した。