阪神は、中村GMが東都リーグの試合を視察、駒大・白崎浩之選手を視察したが、「上位の有力候補？それは否定できないな」と話したとスポーツ報知が報じている。
昨日の試合で白崎選手は4打数2安打を放つ活躍を見せた。「ミートがうまい」と打撃についても高く評価しており、「阪神にいないタイプ」と話していた。
白崎選手については、以前、横浜DeNAの高田GMも視察しておりドラフト上位指名が濃厚、1位で誰を獲得できたかにもよるが、いの一番となりそうな2位指名で白崎選手を指名するのではないかと考える。藤浪晋太郎投手を指名する阪神が、白崎選手を獲得できるとすれば外れ1位という事になる。
昨日は中村GMがそのまま視察をしたかわからないが、国学大の遊撃手、谷内亮太選手が3安打3打点を挙げる活躍を見せた。今年は評価しているしていないは別として、大学生遊撃手の候補は比較的多い。白崎選手が獲得できなかった場合は指名するかもしれない。
ドラフトで上位指名が濃厚な駒大・白崎は、４打数２安打で連勝に貢献した。スタンドでは阪神・中村ＧＭらが見守ったが、「意識すると崩れるんで、チームのことに集中するようにしています。打率も残せ、長打も打てる選手になりたいとは思いますが…」と戸惑いぎみに話した。残り２カードに連勝すれば優勝する可能性が残り、「最後までリーグ戦に全力です」と集中する。
国学院大は今秋ドラフト候補の谷内が、３安打３打点と気を吐いた。１、２打席目にそれぞれ安打を放つと、５―２の８回１死満塁から左中間を破る走者一掃の適時二塁打。「（３連続四死球で）ボールが続いていたのでストライクを取りに来る球を狙っていた」と満足げに振り返った。プロ入りに向けても「高いレベルで勝負がしたかった。守備で勝負ができる選手になりたい」と決意を口にした。
評判通りの実力に、中村ＧＭも思わずうなった。「バッティングはいいね。ミートもうまいし、タイミングの取り方もはっきりしている。スカウトの報告通りだな」と称賛。上位の有力候補かと問われ「それは否定できないな」と明言した。
１８３センチ、８７キロの体格。パンチ力もある右打ちの大型内野手は貴重な存在だ。他球団の人気も高いだけに、阪神は大阪桐蔭・藤浪の１位指名を公表しているが、外れ１位での指名は十分にある。
ドラフトまで３週間。スカウト陣の存在にも、白崎は「意識することなくやろうと思っている。意識すると崩れてしまうので。今日は食らいついていけた」と自然体を強調した。将来の内野陣を担い得る逸材のプレーを３打席目まで見届けた中村ＧＭは「ああいう大型のショートは最近いない。タイプ的には三塁かと思うけど、鍛えてショートを守れるようになってくれれば」。青写真を披露すると、満足げに球場を後にした。
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