広島、FA・大竹寛投手の人的補償に一岡竜司投手を指名、2011年ドラフト3位

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 広島はFAで巨人に移籍した大竹寛投手の人的補償として、2011年にドラフト3位で巨人入りした一岡竜司投手を獲得した。150km/hの速球で頭角を表し始めたリリーフ投手を指名した。

 

若手の投手

 一岡投手はプロ入りして2年目の右腕で、今季は1軍9試合に登板し防御率は5.23、イースタンリーグでは防御率1.10、32回2/3を投げて42奪三振と抜群の奪三振率を誇る。広島の松田オーナーは「切れのいい速球を投げられるのが一番。若いし、伸びしろがある」と一岡投手の獲得を喜んだ。まだ22歳で今年プロ入りする大瀬良大地投手の1学年上にあたり、ドラフトで即戦力投手を獲得したのと同じ形となった。

 一岡投手は「ジャイアンツには、2年前のドラフトで無名の専門学生だった自分を取っていただいて感謝の気持ちしかないです。広島に選んでいただいたことを大きなチャンスと思い、頑張りたい」と話し、これをチャンスとして新たな道を進む。

 

ドラフトとFAを絡めて

 人的補償では実績のあるベテラン選手の移籍が多く、いない場合には金銭という事が多かった。確かに実績のある選手に移籍された球団にすれば、来年のその穴を埋める選手を補強したいとなり、実績のある選手を望むか金銭にして外国人選手を獲得したいという事になるだろう。今年のFAでも北海道日本ハムが2005年の大学・社会人ドラフトで、福岡ソフトバンクに入団し8年間で18勝を挙げている藤岡好明投手を獲得している。

 今回はドラフト会議で選手を獲得するのと同じような形で、他球団の若手選手を獲得した。補償として2011年ドラフト3位の枠を広島がもらった形となった。獲得する球団とすれば、プロでの実績も考慮した上で獲得できるためにドラフト会議よりも確実性が高いといえる。

 ただしMLBでは、FA等で主力選手が移籍した時に翌年のドラフト会議で優先指名件が与えられる。NFLではドラフトの指名枠を使って選手をトレードする制度もあるようで、人的補償、金銭での補償、そしてドラフト枠での補償などを選択できるようにして、FAとドラフトを絡めた制度を考えても良いのではないかと思う。

  広島は25日、巨人にFA移籍した大竹の人的補償として、一岡竜司投手(22)の獲得を発表した。かつての永川勝ばりの2種類のフォークと、最速150キロを誇る右腕。松田オーナーは「切れのいい速球を投げられるのが一番。若いし、伸びしろがある」と期待した。

 1軍では今季9試合で防御率5.23だったが、2軍では35試合で15セーブ、防御率1.10。32回2/3で42奪三振がキラリと光る。畝投手兼分析コーチは「役割はキャンプで見て決めたい」と語った。

 巨人・一岡竜司投手(22)が25日、広島からフリーエージェント(FA)権を行使して巨人に移籍した大竹寛投手(30)の人的補償の選手に指名された。両球団から発表された。東京・大手町の球団事務所にあいさつに訪れた一岡は「ジャイアンツには、2年前のドラフトで無名の専門学生だった自分を取っていただいて感謝の気持ちしかないです。広島に選んでいただいたことを大きなチャンスと思い、頑張りたい」と話した。

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