東北楽天ドラフト1位・森雄大投手が147km/h記録し2回無失点、ドラフト3位・大塚尚仁投手も2回ノーヒット

東北楽天球団ニュース 2012年ドラフトニュース

 プロ野球教育リーグの東北楽天vs東京ヤクルトの試合で、東北楽天のドラフト1位・森雄大投手が先発すると、2回を3安打無失点に抑え、ストレートは147km/hを記録した。

 1回はノーアウト1,2塁のピンチを背負うも落ち着いたピッチングで併殺を奪ってピンチを脱すると、2回もランナーを許したが、8割近くがストレートという強気のピッチングで力で押して無失点に抑えた。

 森投手は「緊張はしたけど、高3夏の初戦のほうが緊張しました」と話した。ちなみに高3夏の初戦は香住丘高校との試合で、見方が1回表に5点を奪ってからの裏の登板だった。チームが春季大会にまさかの初戦敗退をしており、プレッシャーを感じていたのかもしれない。

 また2番手ではドラフト3位の大塚尚仁投手が登板すると、こちらは持ち前の打ちづらいフォームからのキレの良いストレートで2回をノーヒット、無失点に抑える好投を見せた。

 大塚投手は18U世界選手権の高校日本代表にも選ばれた選手で、即戦力と思っている。早いうちに1軍で投げるだろう。

 森投手は今年中に自己最速の148km/hを更新して150km/hを越すことをコーチと約束しているという。150km/hを記録する184cmの大型左腕と聞いただけでわくわくしてしまう。大きな投手となって欲しい。大塚投手とともにタイプの違った左腕が東北楽天を引っ張りそうだ。

 

  若者らしく堂々と真っ向勝負だ。ドラ1左腕・森が投じた第1球は、右打者の内角低めへ胸のすくような直球。「(捕手の)岡島さんが投げたい球を投げさせてくれた。思い切り腕を振れました」と話す通り、投球の約8割が直球で、ぐいぐい押した。2回を投げて3安打も無失点に抑え、「(安打を)3本打たれたけど、内容的には満足です」と笑顔で振り返った。

 

 強心臓ぶりを発揮した。2軍のオープン戦にあたる教育リーグとはいえ、これがプロ初登板。しかし森は「緊張はしたけど、高3夏(福岡県大会)の初戦のほうが緊張しました」と涼しい顔だ。1回は先頭打者からいきなり連打を浴びて一、二塁のピンチも後続を三塁ゴロ併殺と遊ゴロに打ち取ると、2回は一死から中前打と暴投で二塁まで進まれたが得点を許さず。度胸の良さが結果に結びついた。

 

 「ゼロで抑えたら立派なものでしょ」。森と2番手で投げた大塚の結果を聞いた星野仙一監督(66)はこう答えた後、「開幕に合わせてくれるかな。あいつら地元だしな」とにやり。キャンプで2人に熱視線を送った闘将が、冗談交じりに期待を寄せた。

 

 森には今年達成すべきノルマがある。この日の最速は147キロだったが、「酒井さん(2軍チーフ投手コーチ)と、今年中に150キロを出すと約束している」(森)。現在の最速である148キロを更新し、速さだけでなくそれに見合う球のキレも身につけていくつもりだ。

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