ルーキー開幕続々、東北楽天・則本昂大投手が開幕投手へ、巨人・菅野智之投手、阪神・藤浪晋太郎投手は開幕カード先発

　開幕1軍を手にしたルーキー達がたくさんいる。開幕1軍が予想されるルーキー一覧　東北楽天はドラフト2位の則本昂大投手が開幕投手を務めることがわかった。

　WBCに出場していた田中将大投手は開幕2カード目の本拠地開幕戦で先発することになり、オープン戦で3勝、防御率1.44と最も成績を残した則本投手が開幕投手となるのは当然だろう。ルーキーで開幕投手になるのは、東京ヤクルトの高野光投手以来との事。

　セリーグの開幕直前イベントでは6球団のドラフト1位ルーキーと監督が集結し、トークなどを行った。その中で阪神・和田監督はドラフト1位・藤浪晋太郎投手を開幕カードに先発させるべく調整している事を明言した。巨人もドラフト1位・菅野智之投手の開幕カード登板が予定されている。横浜DeNAもドラフト3位の井納翔一投手が開幕カードでの先発がほぼ確定している。WBCで各球団主力投手の調整のため開幕カードを回避したとはいえ、これだけのルーキーが開幕カードで投げるのは非常に珍しく、期待が大きい。

　東京ヤクルトのドラフト2位・小川泰弘投手は4月3日の広島戦での登板が予定されており、福岡ソフトバンクのドラフト1位・東浜巨投手、ドラフト6位・山中浩史投手もローテーション入りほぼ確定している。

　プロ野球は29日に開幕、今年の新人王は誰が取るのか、全く目が話せない。2年目、3年目、4年目の選手達もルーキーに負けない活躍を期待したい！

　ヤクルトのドラフト２位・小川の開幕ローテーション入りが決まった。 小川監督が「小川は確定です」と明言した。開幕２カード目となる４月３日広島戦（マツダ）の先発が濃厚だ。投球フォームが大リーグ奪三振記録を持つノーラン・ライアン氏にそっくり。「ライアン小川」と呼ばれ、オープン戦では２勝、防御率２・２５の好成績を収めていた。ルーキー右腕は神宮外苑で館山、村中らと汗を流し、開幕に向けて調整した。

　ドラフト１位６選手の中で、１メートル９７の阪神・藤浪はひときわ目を引いた。開幕３戦目の３１日ヤクルト戦（神宮）で公式戦初登板する右腕は「調整を今まで通りやって自分の投球をするだけ」と自然体を強調。３０００人のファンを前に「ドラフト１位全員でセ・リーグ全体を盛り上げることができたらいいと思います」と決意表明した。

　

　ドラフト制導入後の高卒新人としては史上最速の先発デビュー。和田監督も「開幕カードに投げるであろう調整をしている」と初めて明言した上で「重圧はあると思うが、大舞台の経験がある」と期待した。壇上で並んだ巨人・菅野について「（意識は）特にないです」と話した藤浪だが、昨季日本一の巨人については「注目していただけるカードなので、投げる機会があれば期待に応えられたらいい」と誓った。