各球団で戦力外通告、巨人・育成の松冨倫選手は1年で戦力外、2011年ドラフト選手は8人が戦力外

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 ドラフト会議でプロを夢見て新しい選手が入団してくるが、それと同じ程度の数の選手がプロ野球を去っていく厳しい世界でもある。

 戦力外通告の1次期間は10月1日からシーズン終了後までだが、10月1日に各球団から戦力外通告した選手が発表された。広島は10人が戦力外通告を受け、2011年に育成ドラフトで指名した4選手、育成1位・富永一投手(徳島インディゴソックス)、育成2位・中村真崇内野手(香川オリーブガイナーズ)、育成3位・塚田晃平投手(早稲田大)、育成4位・三家和真外野手(市和歌山)が全て戦力外となった。

オリックスも2011年に育成ドラフトで指名した、育成1位・稲倉大輝選手(熊本国府)、育成2位・柿原翔樹選手(鎮西)の2選手が全て戦力外となったほか、巨人は昨年の育成ドラフトで2位指名した松冨倫選手が1年で戦力外となった。

 また東京ヤクルトは2011年のドラフト会議で4位指名した太田裕哉投手が早くも戦力外となった。

 ドラフト1位で指名された選手では、2005年に高校生ドラフト1位で巨人に指名された、156km/h左腕・辻内崇伸投手が8年間挑戦をし続けたものの、制球難とケガで1軍の登板が無く引退をする事になった。今後は就職をして野球からは離れるという。阪神も2006年に高校生ドラフトで1位指名した野原将志選手が7年間で戦力外となった。

 今後、トライアウトなどでプロ野球を希望する選手、アマチュア野球チームでプレーする選手、野球を辞める選手など、こちらでも様々な進路への決断が行われる。

【広島】岸本らに戦力外通告  - スポーツ報知:2013/10/1

 広島は1日、岸本秀樹(30)弦本悠希(24)伊東昂大(22)の3投手と、申成鉉内野手(22)に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。岸本と申は現役続行を希望しており、弦本と伊東は現役引退する。

 育成選手の富永一(24)山野恭介(21)塚田晃平(24)の3投手、中谷翼内野手(29)、中村真崇(29)三家和真(20)両外野手も戦力外となった。

 オリックスは1日、育成選手の柿原翔樹内野手(20)と稲倉大輝外野手(20)に戦力外通告を行ったと発表した。

 ヤクルトは1日、今春のWBCブラジル代表のフェルナンデス投手(27)、太田裕哉投手(25)、水野祐希捕手(26)の3人に来季の契約を結ばないと通告したと発表した。

 戦力外通告を受けた辻内に涙はなかった。ナインへのあいさつを終えると、穏やかな表情で心境を語り始めた。

 「球団には『野球をやめようと思います』と伝えました。ようやく、この肩と肘の痛みから解放されて、ホッとしているというのが、正直なところです。こんな僕を8年間も世話してくれた球団には、本当に感謝しています」

 プロでの8年間はけがとの闘いだった。大阪桐蔭高3年時に、05年夏の甲子園で最速156キロをマークし、同年の高校生ドラフト1巡目で巨人に入団。だが、2年目の07年に左肘内側側副じん帯の再建手術を受けるなど、度重なる肘痛、肩痛に悩まされてきた。

 昨シーズンはイースタン・リーグで中継ぎとして43試合に登板。その活躍が認められ、今年2月の宮崎キャンプでは1軍スタートを果たした。だが勤続疲労から左肘が悲鳴を上げ、3月にクリーニング手術を受けた。

 全治3か月の見込みだったが、思うように状態は上がらなかった。実戦復帰したのは、8月31日の帝京大とのプロ大学交流戦(G球場)。直球は120キロ台しか出なかったが、1イニングを1安打無失点。これが最後の実戦登板となった。

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