高校野球センバツ大会が開幕した。第3試合では常葉菊川高校と春江工が対戦、プロ注目の新2年生捕手・栗原陵矢選手に常葉菊川が果敢に盗塁を仕掛けた。
初回、常葉菊川の前川選手が盗塁を試みると、栗原選手が鋭い送球を送ったがワンバウンドとなりセーフとなった。その後、3つの盗塁を成功させて常葉菊川は試合のペースを握った。春江工のキーマンである栗原選手を徹底して攻めた結果だった。
遠藤康平選手の2ランで9-4となった9回、常葉菊川は2つの盗塁を仕掛けたがここでようやく栗原選手が刺した。打席でも4番を任されたが5打数1安打に終わった。栗原選手は「雰囲気に飲まれてしまった」と話し、初回の盗塁を許したことを悔やんだ。
しかし、素晴らしい強肩と、捕逸をしたものの全体的にキャッチャーとしてのフットワークを見せてくれた。来年のドラフト注目捕手としての魅力は十分だ。栗原選手は「完全に実力不足です。」と反省していた。この悔しさで、もうひとまわり成長することだろう。夏、そして来年が楽しみだ。
栗原3盗塁許す - ニッカンスポーツ紙面:2013/3/23
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