高校野球センバツ大会、6日目は、常葉菊川4-3報徳学園、山形中央6-2岩国商、県岐阜商8-3花咲徳栄、という結果だった。2年生投手に楽しみな選手がいた。
常葉菊川4-3報徳学園
常葉菊川の先発は昨年秋季大会で登板の無かった2年生の渡辺尚輝投手、練習試合で好投しベンチ入りしていた。当日の朝に先発をいわれ「冗談かと思った」と素直な反応をしていたが、130km/h中盤のストレートに伸びがあり、高めに浮いたものの4回まで2安打1奪三振1四死球で無失点に抑える好投を見せた。低めに行くときは角度もあり楽しみな投手だと思った。
打ってはプロ注目の3番遊撃手・遠藤康平選手が2安打4打点とすべての打点を挙げる活躍を見せた。
山形中央6-2岩国商
大会前にほお骨の骨折で出場は危ぶまれた山形中央の188cmの2年生エース・石川直也投手が1イニングを投げた。球速は130km/h前半だがさすがに角度があり、大きなカーブとのコンビネーションで打ち取る。1回で2安打を許したが無失点に抑えた。まだ2年生、どんな成長を見せるか期待したい。
感想
146km/hの乾陽平投手、147km/hの関口明大投手が甲子園を去った。「いいな」と思える投球ではあったが、「すごい」と思わせる投球ではなかった。そういう印象が残念ながら多い。ただ春はこういう印象を抱くことが多い気がする。この時期に調子をピークに持っていくのは大変だろう。
ただし、センバツではドラフトの指名に繋がる活躍を見せる投手も多い。調整が難しい中で「すごい」投球を見せられるのは、高い素質を持っているということなのだろう。
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