高校野球春季埼玉大会では花咲徳栄がセンバツ後に初登場、プロ注目の若月健矢捕手、関口明大投手を目当てに6球団のスカウトが視察に訪れた。
若月選手は3打席目まではノーヒット、4打席目にヒットを放って4打数1安打も「全然ダメです。うまく合わせられなかった」と反省した。しかし3投手をリードし完封勝利を挙げるなど力を見せている。
147km/hを投げる関口投手は3イニングを三者凡退に抑えた。「センバツ以降、投げるのが怖くなった」と今大会は背番号10で試合に臨む。センバツ大会の県岐阜商戦で8回8失点、あの試合が大きな影響を与えてしまった。
甲子園は華やかな舞台でもあるが、魔物もいる。その魔物は後々まで選手に影響を与えることもある。帝京の伊藤拓郎投手(2011年横浜ドラフト9位)や東海大相模・一二三慎太投手(2010年阪神ドラフト2位)などが思い浮かぶし、今年のドラフト候補、関東一の中村祐太投手も昨年のセンバツで好投した後、不調に陥った。
関口投手は「これが今の実力。夏までにしっかりやっていきたい」と話す。147km/hを投げる投手は全国を見ても少ない。自信を持って欲しいし、一つ頼れるものを作って欲しい。慌てず焦らず。
センバツに出場した花咲徳栄が、県大会初戦で七回コールド勝ちした。プロ注目の若月健矢捕手(3年)は、6球団のスカウトが視察する前で4打数1安打。守っても3投手をリードして2安打完封を演出した。
六回1死一、二塁からの第4打席で左前打。それでも「全然ダメです。うまく合わせられなかった」と、タイミングの取り方に苦心した第3打席までの内容を反省した。
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