盛岡大付・松本裕樹選手が打っては場外弾、投げてもストレートのみで2回無安打3奪三振

高校野球ドラフトニュース 2014年ドラフトニュース

 昨年は花巻東・大谷翔平選手が160km/hを記録して全国の注目を集めた岩手大会に、新たなスターが生まれつつある。

 盛岡大付の2年生・松本裕樹投手は1年生の時に140km/h中盤をマークしエース格として登板するなど注目されていたが、この日は打っては場外に消える推定130m弾など4打数2安打2打点、投げても8回から登板しストレートだけを12球投げて2回をノーヒット3奪三振に抑えた。

 大谷翔平選手を近くで見て、そして戦ってきた。昨年春に花巻東と対戦し大谷翔平選手にバックスクリーンに叩き込まれた。その後に成長を見せて、今年のセンバツでは初戦で8回2/3を投げて6安打9奪三振3失点で勝利を挙げるなど活躍、長打力でも高校通算11号と数を伸ばしてきた。

 来年のドラフト候補として注目される事は間違いない。プロ1年目で初勝利と初本塁打を記録した大谷翔平選手を追いかけて成長してゆきそうな楽しみな選手だ。

 高々と舞い上がった打球は、両翼91・5メートルの右翼芝生席を軽々と越えて場外へ消えた。1回1死二塁、今大会初打席で飛び出した推定130メートルの場外弾。盛岡大付・松本は、高校通算11号に「打った瞬間、入ったと思った。手応え十分でした」と胸を張った。

 この日のロッテ戦で代打本塁打を打った日本ハム・大谷のように、“二刀流”でチームを引っ張る。打撃は鋭い振りと長打力が持ち味。投げては背番号1の及川豪(3年)との2本柱で昨秋、今春と県大会を制してきた。

 この試合も3番に座り、4打数2安打2打点。また、先発した及川の後を受けて8回から2番手で登板し、2回を無安打3奪三振無失点に抑えた。特に8回は「流れを持ってきたかった」と、12球すべて直球で勝負。狙い通りの3者凡退で反撃を封じた。

 打者・大谷と直接対決したことがある。昨春の東北大会準々決勝・花巻東戦に先発。3番・中堅の大谷に、第2打席は2死一塁から三ゴロ併殺打に打ち取ったが、5回1死の第3打席でバックスクリーンへ特大弾を浴びた。大谷も昨夏の岩手大会初打席で本塁打を放っている。プロでも“二刀流”を続ける大谷と同じ夏の始まりだ。

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