2013年夏、地方大会を終えて1 ~注目された投手達~

高校野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 夏の大会は、戦いに敗れれば3年生はそこで高校野球の終わりを迎えます。そしてつかの間の夏休みをとり、それぞれの進路を決めるという大きな決断をしなければなりません。

 昨年の予選大会は大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手や花巻東・大谷翔平投手、愛工大名電・濱田達郎投手といたBIG3に注目が集まりましたが、他にも150km/h台を記録する投手が多かった印象があります。浦添商・照屋光投手、宇都宮工・星知弥投手、山梨学院・平間凛太郎投手、大阪桐蔭・沢田圭佑投手に藤浪晋太郎投手、160km/hを記録した大谷翔平選手と6人が150km/h以上を記録しました。

 今年は済美の安楽智大投手が157km/hを記録したものの、そのほかに150km/hを記録したというのは聞かなかったと思います。また、昨年までに注目を集め今年のドラフト候補として名前が挙がった投手が、調子が上がらずに敗れていく姿も多かった印象を受けます。

 宮崎日大・甲斐翼投手は188cmの長身左腕として注目され、昨年秋の九州大会で1試合12奪三振や4安打完封など活躍を見せ、ドラフト上位候補として注目されました。しかし、今年に入り春季大会で初戦敗退すると6月に肘の疲労骨折が判明、夏はファーストで出場するも登板する事なく敗れました。甲斐投手はプロ志望を表明しドラフト会議での指名を待ちます。

 報徳学園・乾陽平投手も昨年秋の大会で大阪桐蔭を1安打完封しプロから注目され、センバツで9回4安打8奪三振で4失点とまずまずの投球でオリックスや阪神などがドラフト上位候補としてリストアップしていました。しかし乾投手にとってセンバツでの投球は不満の残るものだったのでしょう。その後、投球フォームを見失い、この夏は2試合に登板も1アウトを取る事無く敗れました。乾投手は大学進学を表明しました。

 智弁和歌山の吉川雄大投手は昨年の夏に甲子園で登板し、敗れたものの8回8奪三振3失点の好投を見せ注目を集めました。今年に入っても済美との練習試合で完封勝利を挙げるなど順調そうでしたが、東邦との試合でプロのスカウトが注目する中で序盤に8失点を喫し不安を抱えて予選大会に臨みました。

 初戦は5安打7奪三振で完封し、続く3回戦ではリリーフで6回から登板して無失点と好投したがチームは敗れ、チームの甲子園連続出場が途切れてしまう敗戦となりました。吉川投手は進路については表明はしていないと思います。この夏にじっくり考えて答えを出す事になるのでしょう。

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