北照・吉田雄人選手、高校最後の試合は3打数2安打で次のステージへ

高校野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 常総学院に敗れた北照高校、1年時から活躍を見せ続けた吉田雄人選手の高校野球は意地の2ベースヒットで幕を閉じた。

 常総学院・飯田投手の前に4安打に抑えられ完封で敗れた北照高校だが、その中で吉田選手は4回の第2打席でレフト前にヒットを放つと、7回の第3打席はフェンス直撃のセンターオーバーの2ベースヒットを放ちマルチヒットを記録した。しかし9回、第4打席は回ってこなかった。

 50m6.2秒の足と強肩、打撃も強い打球を広角に打てる選手としてプロが注目している。試合後に吉田選手は進路について「監督と話し合います。次のステージでまた頑張ります」と話した。プロ志望の吉田選手、プロ側の評価次第でプロ志望届けを提出する事になりそうだ。

 個人的に凄く評価している選手。この日もヒットも吉田選手らしい素晴らしい当たりだった。プロで活躍できる選手だと思います。

 最後の夏に意地を見せた。北照の吉田雄人主将(3年)が常総学院(茨城)戦で2安打を放ち存在感を示した。4回にチーム初安打となる左前打で出塁すると、7回には中越え二塁打。それでもチームの初勝利を逃し「チームの勝ちが一番。本当に悔しい」と試合後は唇をかみしめた。

 小樽地区予選から南大会までの全6試合で4割2分9厘のアベレージを残すも、鋭い打球がないなど、満足のいく打撃ができていなかった。睡眠中も夢に出てくるほどだったが、そんな時、仲間の一言が支えになった。

 同じ寮生で同部屋の小畑尋規捕手(3年)。1年時から2人で自主練習に励む仲だった。1年時には不振に陥っていた小畑に「気持ちが大事だぞ」と伝えると、小畑が復調。それを覚えていた小畑が悩む吉田主将に同じ言葉を返すと、その後は少しずつ調子を取り戻し甲子園で結果を出した。

 将来の夢はプロ野球選手。スカウトも注目するだけに全国では大きなアピールにもなった。吉田主将は「ステージを変えてこの悔しさを胸にレベルアップしたい」。夏の初勝利を後輩に託しながら、甲子園に別れを告げた。

プロ注目の吉田、気を吐き2安打  - 西日本スポーツ紙面:2013/8/10

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント